美容のプロになれる!スキンケアアドバイザーとは
スキンケアアドバイザーとは、お肌の悩みを抱えた方や美しい肌を実現したい方に向けて、スキンケアの方法や化粧品についてアドバイスできる民間資格です。
資格取得に必要な講座では、以下のような内容を学びます。
- 肌の構造、各部位の働き
- 肌タイプごとのスキンケア方法
- 化粧品成分の特徴、それぞれの効果
- 薬機法の理解
- 肌トラブルへの対処法
- スキンケアに関するアドバイスの方法
- 接客や売上アップのためのスキル
単に肌やスキンケアに関する知識が学びだけではなく、お客様それぞれに合ったアドバイスができるようになることが特徴です。
スキンケアの専門知識を持っていることの証明になるスキンケアアドバイザーは、美容業界を中心に美や健康に関わる幅広い業界で重宝される資格です。
スキンケアアドバイザーになるメリット
スキンケアアドバイザーになるメリットは大きく分けて5つあります。
1.専門知識が身につく
スキンケアアドバイザーを取得する際には、医師が監修し、スキンケアの知識を凝縮したテキストで勉強することになります。
「職場でなんとなく身につけた知識」「本やネットで覚えた知識」とは違い、専門知識を体系的に学ぶことができるのです。
2.接客スキルが向上する
美容業界に勤めている方であれば、知識量が豊富なお客様や商品について細かい点まで聞くお客様を接客した経験があるのではないでしょうか。なかには「難しい質問にはなんとなく答えてしまっている」という方もいるかもしれません。
自分の知識に自信が持てるようになると、納得してもらえるカウンセリングや根拠があるアドバイスができるようになります。
3.信頼性がアップする
専門知識があることが証明できると、お客様からの信頼性もアップします。
スキンケアアドバイザーの取得後に、リピート率が上がった、申込みが増えたなどの成果につながっているケースは多いです。
4.資格取得後のフォローが充実
スキンケアアドバイザーを認定する日本スキンケア協会は、資格取得後のフォロー体制にも定評があります。
資格を取得すると、最新の美容トレンド、業界情報を盛り込んだメルマガを購読することが可能です。さらに、年3回の会報誌で知識のキャッチアップを進められます。
また、独立支援を目的として、税務や保険のプロの無料相談にも対応しています。
5.さらなるレベルアップも可能
日本スキンケア協会では、スキンケアアドバイザーから専門性を高めた「スキンケアカウンセラー」、スキンケアの施術に特化した「スキンケアフェイシャリスト」といった資格も用意されています。
スキンケアアドバイザーを入り口として、さらなるキャリアアップに役立てることが可能です。
スキンケアアドバイザーの仕事
スキンケアアドバイザーは、肌や化粧品成分への理解を深めることによってお客様にとって最適なスキンケアをアドバイスすることができるようになります。
こうしたスキルを活かしたい幅広い職種の方に取得されている資格です。
スキンケアアドバイザーは、就職や給与アップにつながるのか
スキンケアアドバイザーを取得するのは、以下のような職種の方がメインになります。こうした職種の方は、サービス向上とそれに伴う給与アップを目指して取得されているようです。
- 美容部員
- 化粧品会社社員
- エステティシャン
- アロマセラピスト
- 看護師
- 美容師
一方で、これから美容関連の職種に就きたい方、美容に興味がある方も取得されています。具体的には以下のような方が挙げられます。
- 美容業界に転職したい方
- 美容系専門学校生
- そのほか美容について勉強したい方
美容業界に転職したいけれど、資格がなくて不安な方、強みを作っておきたい方には特に適している資格と言えます。
スキンケアアドバイザーとしての独立は可能か
スキンケアアドバイザーの講座では、独立に役立つ知識も習得することができます。
サロンの種類、予算管理、必須設備、マーケティングなどの項目があるので、将来的に独立したい方に役立つ内容です。
実践で役立つ内容であることから、すでにエステサロンを経営している方、美容家として活躍している方が取得することもある資格です。
看護師にとってのスキンケアアドバイザー
近年は、看護師がスキンケアアドバイザーの資格を取得するケースも増えています。
美容外科や美容皮膚科など、スキンケアに関連する医療機関の看護師に取得者が多いです。
こうした職場では、単に施術を行うだけではなく日々のスキンケアに関するアドバイスを求められるので、正しいアドバイスをするためにスキンケアアドバイザーの知識が役立ちます。
美容外科や美容皮膚科への転職を考えている看護師、今後のキャリアアップや転職のためにアピールポイントが欲しい看護師におすすめできる資格です。
独学可能?スキンケアアドバイザーの取得方法
スキンケアアドバイザーは、スキンケアの専門家であることが証明できる資格である一方で、取得の難易度はそこまで高くありません。
スキンケアアドバイザー取得の条件
スキンケアアドバイザーは、独学では取得できません。
資格を認定している日本スキンケア協会の通信講座を受講することが必須条件だからです。スキンケアアドバイザー取得までの流れは以下の通りです。
スキンケアアドバイザーのテキスト
講座を申込むともらえる「スキンケア教本」は、医師が監修し、スキンケア専門知識を基礎から解説したテキストです。
カラーのイラストを多用しており、分かりやすさが評判です。
皮膚科学や化粧品科学といった専門知識が体系的にまとまっているので、資格取得後も辞書として使え、日々の業務に直接役立てることができる内容となっています。
スキンケア教本では実力チェックも可能!
各章で設けられた小テストは、最後に提出するサポートさながらの問題が用意されています。虫食い、四択など選択式の問題のほか、記述式の問題もあります。
スキンケアアドバイザーとなって活躍している方から役立っていると評判なのが、この記述式問題です。
実際の現場でもアドバイスする時には、お客様の問題を理解し、自分の言葉で説明する必要がありますよね。テストではありますが、現場での接客に通ずる実践的な問題なのです。
そのほかのテキストも充実
講座を申込むともらえるテキストは、「スキンケア教本」のほかに「接客術テキスト」「公式レポート」があります。
「接客術テキスト」は、接客の基礎知識だけではなく、単価を上げる方法、セールストーク、クロージングなど売上アップのためのコツを学ぶことができる内容です。
「公式レポート」は、「スキンケア教本」「接客術テキスト」で学んだことを振り返る内容です。知識が実践で使えるかチェックすることができます。
スキンケアアドバイザー講座のサポート体制
通信講座ですが、勉強が苦手な方、一人ではなかなか続かない方向けのサポート体制が用意されています。
分からない点があれば、いつでも何度でも日本スキンケア協会に質問できます。独学だと、難しい点でつまづいてしまいがちですが、その心配がありません。
また、同じ講座を受講している方が集まる講習会に参加することも可能です。
スキンケアアドバイザーの試験、難易度
試験は、記述式と選択式の項目がある課題レポートになります。
正解率が70%以上であれば合格となります。もし不合格でも、6ヶ月の受講期間内であれば再提出が可能です。
合格までの期間は、1〜3ヶ月ほどが一般的です。試験までの期間は受講開始から6ヶ月とされており、申請により延長することもできます。
試験の内容は講座を一通り進めれば合格できるもので、難易度はそこまで高くありません。なお、具体的な合格率などは公開されていません。
スキンケアの専門知識が証明できる資格としては、難易度に対してコスパが高いと言えるでしょう。
スキンケアアドバイザー取得にかかる料金
スキンケアアドバイザーの取得にかかる費用は、46,800円となっています。
ただし、以下のリンクからWeb申込みをしていただくと、10,000円引きのWeb特別価格36,800円で受講することが可能です。
また、一括での支払いが難しい場合、月々1,700円の分割払いにも対応しています。
これらWeb特別価格や分割払いはいつまで適応されるか分かりません。詳細は、日本スキンケア協会の公式サイトで確認してみてください。
費用が高い?全額返金保証制度もあり!
費用が理由で、取得を躊躇している方もいらっしゃるかもしれません。36,800円という価格が高いかどうかは、人によって異なるでしょう。
例えば、今の給与が少ない人がスキンケアアドバイザーになることによって月数万円の給与アップにつながるのであれば、1年間で数倍のリターンがありコストパフォーマンスは高いと言えます。
自分の現状と未来で得られるリターンを考えてみましょう。
そうは言っても、実際に役立つ内容なのか不安な方も多いと思います。日本スキンケア協会は、2020年7月から全額返金保証制度を開始しました。
申込みから60日以内など一定の条件を満たした方であれば、受講費用が全額返金される制度です。
スキンケアアドバイザーについての口コミ、体験談
スキンケアアドバイザーを取得した方のうち90%以上が「現場で役立つ」「リピートが増えた」「売上がアップした」などの効果があったことを明かしています。
実際にスキンケアアドバイザーとなった方の口コミや体験談をご紹介します。
20代女性エステサロン勤務
20代女性美容クリニック勤務
30代女性看護師
30代女性専業主婦
40代女性サロンオーナー
スキンケアアドバイザーについていだたいた質問
レイズキャリアでは、仕事や資格に関する質問を受け付けております。その中からスキンケアアドバイザーをはじめとした美容業界の資格についていただいた質問と回答をご紹介させていただきます。
スキンケアアドバイザーとスキンケアカウンセラーの違いは何ですか。
(20代女性)
スキンケアの知識や接客など、学ぶ分野に大きな違いはありません。スキンケアカウンセラー向けの講座では、スキンケアアドバイザーよりも専門的な知識やカウンセリング技術を学ぶことになります。
スキンケアアドバイザーを取得するめに年齢や学歴の制限はないのでしょうか。
(30代女性)
スキンケアアドバイザーの講座受講、資格取得に当たって、性別、年齢、学歴、職業などに関する規定はありません。美容業界に勤める方だけではなく、美容やスキンケアに興味がある全ての方が対象です。
スキンケアアドバイザーの資格を維持するために費用はかかりますか。
(40代女性)
レポートに合格した後は、資格認定登録料として5,000円を支払う必要があります。そのほか、1年に1回支払う年会費6,000円、3年に1回支払う資格更新料5,000円がかかります。こうした諸費用を払うと、スキンケア協会会員として登録されるので、美容セミナーの割引、過去セミナーの動画配信、提携ホテルの割引、薬事法チェックサービスなどの特典を受けることができます。
ユーキャンなどの通信教育講座にスキンケアアドバイザーのコースはありますか。
(20代女性)
日本スキンケア協会以外の法人および協会に、スキンケアアドバイザーが取得できる講座はありません。ユーキャンにも「美肌スペシャリスト資格取得講座」がありますが、スキンケアアドバイザー資格を取得することはできませんので注意してください。