アパレルショップ店員を辞めたい?ありがちな仕事の悩み、ストレスとは?
世間におけるショップ店員のイメージといえば、綺麗な店内で笑顔で接客してくれる華やかな存在ではないでしょうか。
そんなアパレル店員に憧れて就職した方も多いと思います。
しかし、働いてみるとハードな仕事で悩みが多い職業です。実際に辞める人が多い業界でもあります。
あるアンケートではアパレル販売員のうち、実に80%が辞めたいと思ったことがあるそうです。
アパレル販売員の方々が抱えている悩み、ストレスにはどんなものがあるのでしょうか。
以下の記事では、実際の体験談を多く記載していますのでこちらも参考にしてください。
アパレル販売員・正社員を辞めたい!体験談で分かる大変な理由とは?
アパレルの仕事は体力的に大変!
そもそもショップ店員の仕事は体力的にとても大変なんですよね。
営業時間中はずっと立ちっぱなしですし、女性店員の方はヒールの着用が義務付けられていることも多く、1日の終わりには足がパンパンという方も多いのではないでしょうか。
また意外と知られていない事実として、店舗裏での在庫処理の大変さが挙げられます。
衣類の運搬ですから軽く考えてしまいがちですが、大量の衣類を運ぶとなると結構な重さになりますよね。
それを毎日するとなると腰にも負担がかかりますし、体力的にハードな業務の一つです。
アパレルは給与が少なくて生活が苦しい!
アパレル販売員の生活が苦しいことも意外に知られていませんよね。
いつも綺麗な服で接客していても、現実の生活はカツカツです。
一般的に、入社後数年間の月給は18~20万円です。インセンティブがあったとしても他の業界と比べると少額で、極端な給与アップは望めません。
加えて自社の商品を自費で購入しなければならないことが大半ですので、これが大きな負担となります。
好きなブランド、ショップに入ったからといっても、毎シーズン多くの服を買い換えることは大変です。
自社の商品以外には洋服や商品、アクセサリーを買う余裕がなく、アパレルが好きでこの業界に入ったのにも関わらず本当に買いたいものが買えないという状況になりがちです。
アパレルは休みが少なく長時間労働!
アパレル販売員が行うのは接客だけではありません。
在庫の管理やデータの入力、資料作成、売り場の整頓など接客以外にも多くの業務があるため、閉店時間後も長時間対応が必要になることも珍しくありません。
特に新製品が入る時期には、試着を行なったり、ショップのブログ、SNSにあげる写真撮影や記事執筆をしたりする必要があり、さらに忙しくなります。
また、他の業界の接客業と同じように、土日祝日の出勤は当たり前です。ゴールデンウィークやお盆休み、年末年始はショップの売上に貢献するため、出勤しなければならないことは言うまでもありません。
週1日休みとなることも多くプライベートの時間を確保することが難しい方も多いのではないでしょうか。
週末休みの友人と予定が合わなくなってしまい、就職してから疎遠になってしまう方も多いです。
アパレルは人間関係が最悪?
オシャレな人が多いショップ店員ですから、自分の考えやスタイルを持っているからこそ自己主張が激しい人も多いです。
そのため人間関係が複雑になりがちで、派閥が生まれてしまうこともあります。
女性が多い職場では、露骨にセンスや体型について指摘してくることもあり、「人間関係が最悪」と悩んでいる販売員の方は多いです。
仕事を頑張って売上を達成しても恨みをかってしまうことがあり、どう解決すればよいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
アパレルは店長も辛い!
ショップ店員として頑張って店長になった方でも悩みを抱えている場合が多いです。
店舗の責任者である店長にとって、売上のノルマ達成は至上命題です。前職の店長と比較され売上を伸ばせないことをプレッシャーに感じる店長も多いでしょう。
ノルマ達成するために社員やアルバイトに厳しくしても嫌われる原因になりかねないのが難しいところ。
店舗で起きた問題やクレームへの対応も行わなければならないので、その他のショップ店員以上に多忙になります。
憧れていた店長というポジションに就いても、問題を処理しきれず自分は向いていないのではないかと悩んでいる方も少なくありません。
アパレルショップ店員は将来の不安を抱えている!
ショップ店員が抱えがちな悩みとして、将来への不安が挙げられます。
20代でショップ店員をしているうちは問題なくても、その先のキャリアについて悩んではいないでしょうか。給与が上がらないこと、スキルが身につかないことに対する不安は年々増してくるものです。
本社が大きい場合は本社への異動という道もありますが、その門戸は広くありません。
将来のキャリアを考えて転職の検討を始める方が多い業界でもあります。
今、アパレルショップ店員の存在意義が問い直されている!
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の影響で、アパレル業界の売上は大幅に減少しました。
レナウンといった老舗のアパレル企業が破綻に追い込まれたことは大きな衝撃でした。
大量の在庫を抱えて苦労した店舗も多かったのではないでしょうか。
この時期に売上の減少幅が小さかったのは、EC(オンラインショップ)の売上比率の高いアパレル企業です。ECサイトに注力する企業が増え、店舗と店員の存在意義が改めて問われているのです。
一部のカリスマ店員は、オンラインでコーディネートを提案することで新しい接客スタイルを実践しましたが、簡単なことではありません。
新型コロナウイルスをきっかけに、自分が持つアパレルショップ店員としての存在意義を考え直した方も多かったことでしょう。
アパレルの販売員・ショップ店員のお悩み、退職理由、転職についてアンケートを実施しました!
当サイトは、アパレルのショップ店員として働いている、もしくは働いていた方100人を対象に、仕事のお悩み、退職理由、転職についてインターネット上でアンケートを行いました。
質問は以下の8項目で実施しました。
- アパレル販売員(ショップ店員)のお悩みとして当てはまるものをすべて選んでください
- アパレル販売員(ショップ店員)をしていて退職を考えている方はその理由を、転職済の方は退職した理由を教えてください
- アパレル販売員(ショップ店員)をしている方は希望する転職先を、転職済の方は希望していた転職先を一つ選んでください
- アパレル販売員(ショップ店員)から転職した時の年齢を教えてください
- アパレル販売員(ショップ店員)からの転職先を教えてください
- 転職前(アパレル時代)と転職先の雇用形態を教えてください(2つ選択してください)
- アパレル販売員(ショップ店員)から転職した満足度を教えてください
- アパレル販売員(ショップ店員)から転職して年収と勤務時間はどうなりましたか
アパレルの販売員・ショップ店員はみんなお悩みを抱えている!
まず、回答者の100人全員がショップ店員として何らかのお悩みを抱えていました。63人が選択した一番多いお悩みは「給与が少ない」ことです。
また、「体力的に大変」が55人、「休みが少ない」が46人、「人間関係が難しい」が45人、「将来が不安」が32人となっており、多くの方が複数のお悩みを抱えています。
アパレルの販売員・ショップ店員の具体的な退職理由とは?
退職理由の大半は、前述したお悩みをベースにした後ろ向きなものでした。
具体的な退職理由は以下のようなものです。
前述したようなお悩みから退職を決意していることが分かりますね。
アパレル業界の現場が厳しいことが分かる退職理由ですね。
「店長からのパワハラとモラハラ」「職場内の人間関係が悪く転職」など人間関係を理由に挙げる方も少なくありません。
つらい労働環境で働き続けると、パニック障害やうつ病などの病気になってしまう方がいるのも事実です。お悩みを抱えすぎずに転職を考えることも重要でしょう。
ほとんどが20代でアパレルからの転職を決断している!
アパレルから転職した時の年齢は、20代以下が74%、30代が26%となっており、今回のアンケートではアパレルからの転職経験者のうち100%が30代以下に転職しており、早めに決断する方が多いことが分かります。
希望の転職先をゲットできたアパレルの販売員・ショップ店員はどれくらい?
ショップ店員から希望する、もしくは希望していた転職先として、52人が「一般職・事務職」を挙げており最多となっています。
また、実際の転職先も、「一般職・事務職」が49人で最多となっており、希望に沿った転職先を見つけた方が多いことが分かります。
ショップ店員として身につけたスキルが活かせる他業界の接客業に転職した方も30%近くいます。
アパレルからの転職で年収、勤務時間はどうなる?
アパレルからの転職で年収が上がった方は51%、勤務時間は減った方は68%に上ります。
年収が上がった方は下がった方の約1.6倍、勤務時間が減った方は増えた方の約4倍という結果ですので、アパレルからの転職で待遇が改善される可能性は高いと考えて良いでしょう。
アパレルの販売員・ショップ店員からの転職に94%が満足している!
ショップ店員からの転職した87人のうち、「とても満足」「満足」と回答した人は82人で、転職満足度は94%となっています。
労働環境が過酷なアパレル業界ですので、転職に踏み切れば満足した結果が得られる可能性が高いことが分かります。
辞めたいと悩み続けることは危険です!
前述したような悩みがあるアパレル販売員ですので、「しんどい」「疲れたからもう辞めたい」と考えている方も多いことが現実です。
今の職場を辞めたいと思った時にはしっかりと準備して転職活動をすることが重要です。
「転職活動が成功する気がしない」「今の職場でだましだまし続けていた方が楽」と考える方もいるかもしれませんね。
しかし、仕事に対するモチベーションが低い状態のままでよいでしょうか。今、変化を起こさずに将来後悔することはありませんか。
大きな不満やストレスを抱えたまま働き続けると、知らないうちに精神的な病気にかかっていることも少なくありません。
アパレル業界を辞めたいと考えて、ここまで読み進めてきたのであれば、転職について検討してみることをおすすめします。
辞めて良かった!と思える転職に必要なポイントとは?
明日にでも辞めないと精神的に耐えられないという場合を除いて、しっかりと考えてから転職活動を始めましょう。
目安として、「仕事に対するモチベーションが無くなってしまった」「アパレルの販売員が合わないと分かった」と思ったら辞め時と考えて良いでしょう。年齢が若い方が転職はしやすく、新しい業界・職種でもキャリアを作りやすいので、決心がついたら、すぐに行動することがおすすめです。
辞める決心が付いたら、転職先のことを考えましょう。
まずはどんな業界に就きたいでしょうか。アパレル業界内で転職する選択肢もありますし、新しい働き方を希望する場合は他の業界に転職する必要があります。
アパレルの販売員として働いた経験を生かして、他の業界で働くことは十分可能で、実際に年収がアップし、待遇もより良い職場に転職できたという例は少なくありません。
まずは自分が理想とする働き方から希望の業界、業種を探してみましょう。
アパレルの仕事の辞め方とは?おすすめの言い方を教えます!
すぐに辞めたいからといって、急に辞めてしまうことは好ましくありません。
前の職場での評判はついて回るものですし、同じアパレル業界内の転職であればなおさらです。次の就職先に悪影響を及ぼす可能性があります。
不満のある職場だったとしても誠意のある辞め方を心がけましょう。
店長やマネージャーなどの上司に辞める意思を伝える前にしっかりと転職する理由を整理するべきです。
人材不足で困っている企業、店舗が大半ですので、引き止められることが一般的です。
辞意を伝える時は、就業時間後など上司と2人だけのタイミングを作ることが望ましいです。
言い方は前向きな理由を言うと良いでしょう。
たとえ、現在の職場に不満があったとしても、「以前から違う業界で挑戦したい思いがありました」などポジティブな理由を述べるようにすると円満に辞めることができる可能性が高くなります。
また、仕事の引き継ぎを行う必要がありますので、遅くても1ヶ月前、できれば2〜3ヶ月前に辞めることを伝えておきましょう。閑散期に辞めることができれば理想的です。
アパレルショップ店員から年収アップできる転職先は?未経験でも事務、正社員に転職できる?
アパレルショップ店員から転職をする方が多い職種、オススメの転職先をまとめました。自分にあった転職先を見つけるヒントにしてください。
一般職・事務職
一般事務の場合は、電話対応、データの管理などを行います。
ただ一般職や事務職を望む求職者は多く、倍率がかなり高くなることが多いです。
そのため、資格などのアピールポイントが必要となります。
ラグジュアリーブランド、デザイナー
実はアパレル業界の方の転職先としてメジャーなのが、同じ業界の企業、職種です。
アパレル販売員自体を辞めたいのではなく、人間関係などの勤務先の雰囲気が嫌いだった、働いていたブランド、ショップが好きでなくなった、という理由であれば、有力な選択肢となるでしょう。
また、他のブランドのアパレル販売員への転職を考えた時にまず思い浮かぶのが、ラグジュアリーブランドではないでしょうか。
ラグジュアリーブランドとは、欧米の高級ブランドを意味する。具体例として、ルイ・ヴィトンやエルメスなどが挙げられる。
華やかなイメージのある外資系のラグジュアリーブランドだったとしても、販売員の月給は20万円ほどです。それでも応募者は後を絶ちませんので、競争率が高いことを知っておきましょう。
服飾の専門学校を卒業した方の中には改めて企画職、デザイナー職を目指して転職活動をする方もいらっしゃいます。
ただ、何らかのデザイン経験がなければ求人数は限られてしまいます。ブランドにもよりますが、年収は300〜500万ほどとなっています。
営業職
ショップ店員で身に付けたコミュニケーション力を活用できるのが営業職です。
業界によってはインセンティブが大きく、ショップ店員では考えられなかったような給与になることもあるため、大幅な給与アップを希望している方にはおすすめです。
また、未経験の場合でも正社員を募集している求人が多いことも特徴です。一方で、業界によっては体育会系の職場であったり、ノルマの設定が厳しかったりすることも珍しくありません。
もしあなたが20代なら絶対におすすめしたい!リクルートが運営する正社員転職支援サービス「就職Shop」
リクルートが社会経験が乏しい20代の方に特化した正社員転職支援サービス「就職Shop」を運営していることをご存知ですか?
サービスの利用者数は10万人を突破しており、利用者の9割が20代です。
幅広い職種での求人があり、一般的に業界未経験の若手で採用されやすい営業だけでなく、ここでおすすめしている事務や企画、技術系の職種での募集も多数あります。
アパレルでの経験しかなくて他業種で採用される自信がない20代の方でも安心して利用できるサービスです。
今なら自宅から無料でオンライン面談を受付中なので、ぜひこの機会に相談してみてください。
その他接客業
こちらもアパレル業界で身に付けた能力を活かせる選択肢です。
例えば、ホテルのフロント、飲食店の店員などが挙げられます。これ以外にも様々な業界で接客業の募集がありますので、自分の興味がある業界にチャレンジできるというメリットもあります。
エンジニア
スキルを身につけて、高収入を狙いたいという方におすすめなのがエンジニアです。
IT業界ではエンジニアが不足しており求人が豊富なことに加え、業界全体の成長も見込まれています。
一方で、スキルがない方がいきなり転職することが難しいです。未経験の方がエンジニアに転職したい場合は、プログラミングスクールに通うことになります。
キャリアコンサルタント
あまり知られていませんが、未経験でも挑戦できるオフィスワークとしてキャリアコンサルタントが挙げられます。
キャリアコンサルタントとは、顧客のキャリアに関する相談にのってアドバイスをする職種です。電話でヒアリングを行うこともあれば、実際に会って面談を行うこともあります。
その他、データの入力や書類の作成などの事務作業も行います。
特に人材紹介会社を中心にキャリアコンサルタントが不足していて、正社員の求人も多いです。
人材紹介会社とは、転職したい求職者と新たに社員を採用したい企業をマッチングする事業を行なっている会社を指します。
人材紹介会社のキャリアコンサルタントは、求職者の悩みを聞いて、最適な就職先を提案するという仕事なので、アパレルでの接客スキルを活かすことができます。
また、求職者の転職が成功した時のインセンティブが大きいので、現在の収入に不満がある方にもおすすめです。
キャリアコンサルタントとは?年収や仕事内容を元人材紹介会社員が解説!
アパレルのメンズ販売員、30代、40代でも転職は可能?
アパレルのメンズ販売員の方は、「これから他の職種に挑戦しても大丈夫なのか」「他の業界でキャリアを築くことができるのか」と不安になるかもしれませんね。
しかし、男性に関しても女性と同じで、前述したように未経験からでも転職は可能で、年収もアップする就職先をゲットできる方もいます。
30代、40代でアパレル業界から転職を考えている方は、20代の方よりも大きな不安を抱えていることでしょう。
現実として、20代よりも30代、40代の方が転職しにくくなることも事実です。
しかし、アパレル業界で部下をまとめた経験、店長としてショップのマネジメントをしたり売上を伸ばしたりした経験は転職活動のアピール材料となります。
自分のストロングポイントをしっかりとアピールできれば、より良い待遇の転職先を見つけることも不可能ではありません。
成功する転職理由、転職のコツを解説!
転職を希望する業界・職種が決まったら、いよいよ転職活動です。
はじめての転職活動では、分からないことが多いものです。転職エージェントなど転職活動をサポートしてくれるサービスを使うのも1つの方法です。
また、前の職場に不満があって転職活動をしている時に、面接でされて困る質問が前職を辞めた理由、転職活動をしている理由です。
体力的に大変だった、休みが少なく長時間労働だった、人間関係がうまくいかなかったなので、後ろ向きな理由は言わないようにしましょう。
前職ではできないけれど、志望している業界や企業でできることを取り上げて前向きな理由で転職活動していることを説明しましょう。
ただし、面接で減点されない転職理由を考えるのは難しいものです。
「業界や職種が絞りきれていない」
「転職理由や志望動機をどう話せばいいのか分からず不安」
こういった方には転職エージェントの利用がおすすめです。
転職エージェントは、キャリアアドバイザーから転職に必要な情報やノウハウを受けられる転職支援サービスです。
この記事を執筆した転職のプロに無料で相談する
アパレル販売員の転職を知りつくした転職のプロに相談してみませんか?
この記事の執筆者が、あなたの転職の悩みに無料でお答えします。
「気軽に転職について相談したい」という方は以下のフォームよりお問い合わせください。
アパレルショップ店員の転職についていただいた質問
レイズキャリアでは、アパレルショップ店員の転職に関する質問を募集しています。ここでは、いただいた質問と回答をご紹介させていただきます。
残業が長いのと仕事内容にやりがいを見出せなくなったことを理由に、店長に辞職を申し出たところ配属先を変えて労働時間も改善できるようにするから続けてほしいといわれてしまいました。正直、アパレル業界を辞めようと思っていたのですがどうすればよいでしょうか。
(20代女性)
会社への不満だけではなくて、他の仕事に挑戦したいという理由も加えてみてはいかがでしょうか。また、人手不足の会社では店長や部長が引き止めようとすることが多いです。しかし、本来は従業員の辞職を会社側が引き止めることはできません。法律やコンプライアンスを考慮した対応をする人事部に相談するとスムーズに話が進みやすいことも覚えておいてください。
アパレル店員のアルバイトから正社員になるお話をいただいているのですが、迷っています。アパレルが好きと言う気持ちはありつつも、仕事は大変なので続けていけるか迷っています。
(20代女性)
この記事でもお伝えした通りアパレルショップ店員は大変な職業です。ある程度年齢を重ねると将来に不安を覚えて転職を検討する方も多いです。一方で、商品企画や販売戦略を考えるMD(マーチャンダイザー)となったり本社勤務となったりしてキャリアを順調に進んでいる方もいらっしゃいます。現在、働いている会社で頑張って働いた先にはどのようなキャリアが期待できるのか考えて、他の企業や業界に転職することと比較してみてはいかがでしょうか。
現在26歳でいつまでアパレル店員を続けるべきか悩んでいます。他の業界に転職するリミットは何歳でしょうか。
(20代女性)
他の業界への転職に関しては、若いに越したことはない、と言う結論になります。ただし、アパレル業界でまだチャレンジしたいことがあるのであれば、期限を決めて頑張ってみてはいかがでしょうか。30代になると未経験の業界への就職は難しくなりますので、あと2年で目標のポジションまでいけなければ転職する、といった目安を設定するとよいと思います。
某大手アパレル企業で店長になりましたが、月収は2万円弱しか上がらず休みも少なくなりました。将来が見出せなくなったので、おすすめの転職先をおしえてください。
(30代男性)
年収、休日の不満を解消したいということであれば、未経験でも採用されやすく、インセンティブ次第で高収入が狙える営業職がよいでしょう。店長職経験者として転職活動をすると、飲食業界などで転職先はみつかりやすいですが、接客業である限り土日休みなど休日が安定している職場を見つけるのは難しいです。