美容師からの転職理由・体験談をご紹介!事務など異業種へ就職できる?

美容師を辞める理由とは?転職率の高さを知っていますか?

他の業界や職種と比較しても美容師の転職率はかなり高く、それだけ悩みが多い大変な職業なのです。

美容師は就職してから1年で5割、3年で8割が離職すると言われています。そのため、美容師業界では多くの人が辞めたいと思いながら頭を悩ませているのです。

執筆者情報
株式会社スタルジーの代表の飯塚です。私は、厚生労働省指定実施機関から職業紹介責任者に選任された転職のプロフェッショナルです。また、前職は東証一部上場の人材紹介会社に勤めておりましたので、現在の転職市場もよく理解しております。今までに得た知識と経歴を活かして、この記事を執筆しております。

ここでは、よく挙げられる美容師が辞める理由をご紹介します。

美容師を辞める理由とは?転職率の高さを知っていますか?

給与が少ない

美容師の給与が少ないことは、世間でもよく知られている事実です。実は国家資格が必要な職業の中で、美容師は最も平均給与が低いのです。

美容師の給料・平均年収は低い?時給換算した結果、ボーナスの有無を解説!美容師の給料・平均年収は低い?時給換算した結果、ボーナスの有無を解説!

アシスタントであれば、大都市圏でも手取りの月収が18万前後、地方であれば15万前後というのは珍しくありません。

もちろん人気スタイリストになったり独立したりすれば給与アップは見込めるものの、それまでには長い下積みが必要であり、そこまで到達できるのはごく一握りの美容師です。

労働時間が長い

労働時間の長さも美容師業界の特筆すべき特徴です。10:00〜20:00など営業時間だけ見れば、他の業界と変わりませんが、拘束時間はそれだけではありません。

新人のころは開店前や閉店後にカットの練習をする人が大半ですし、アシスタントを経てスタイリストとして一人前になったとしても後輩の教育が必要になります。

前述したように給与も少ないので、時給に換算すると最低賃金以下になっていることも珍しくありません。

休日が少ない

美容院同士でも競争が熾烈な昨今は、定休日がない店舗も増えました。そのため、休日は週1日だけという美容師が大半でしょう。

また、美容院が繁盛する土日祝日は休みを取れないという点をデメリットに感じる人もいます。

身体的に限界

長い労働時間かつ立ち仕事なので、体力的にも大変です。忙しい美容院であれば、お昼を食べる時間もないほど1日中動きっぱなしということが日常です。

また、美容師は中腰になったり前かがみになったりする動作が多いこともあり、腰痛に悩む方が多いことも特徴です。美容師であれば、マッサージや整体に通っているという同僚が何人か思い浮かぶのではないでしょうか。

手荒れもひどいことも主要な悩みの一つです。お湯、シャンプーや薬剤の影響で、ハンドクリームなどでケアしてもなかなか改善することが難しいです。肌が弱い方にとっては特に深刻な悩みです。

人間関係が合わない

あまり知られていないのが、人間関係に悩む人も多いという点です。

体育会系の会社も多く、先輩との関係がうまくいかず、転職を考える方もいます。

美容師の方が抱える悩みは上記以外にもまだまだあります。美容師を辞める理由についてより詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

美容師を辞めたい理由とは?アシスタント・スタイリストそれぞれの悩みを解説!

美容師が業界内で転職する際の選択肢・注意点とは?

美容師の転職としては、美容師として再就職と異業種への転職の2つがあります。

まずは、美容師が業界内で転職する際に考えられる選択肢とそれぞれの特徴を解説します。

美容師が業界内で転職する際の選択肢・注意点とは?

1,000円カット専門店

これまでブランド力のある美容室で働いていた方にとっては1,000円カット専門店は抵抗があるかもしれません。

しかし、1,000円カット専門店を経営している会社には、資本力のある企業が多く、福利厚生などが充実しているというメリットがあります。

正社員であれば、小規模な美容院のチェーンや個人経営の店舗よりも給与が高い傾向にあります。

小規模・中規模の美容室

転職を考えている美容師の方の多くがこうした美容室で働いていることと思います。

有名美容師を抱えているなど、きらびやかなイメージが先行しますが、下積み時代が長く離職率が高いという特徴があります。

美容師同士の競争も激しいため、労働環境の過酷さも厭わず働く美容師が多くいます。

派遣会社

美容師向けの派遣会社から、人手不足の美容院に派遣されて働く方法です。

比較的自由に働けるという特徴があり、子育て中の主婦であれば早めの時間に帰るなど、自分のライフスタイルに合わせることができます。

給与は一般的には時給制で、派遣会社から支払われます。福利厚生は派遣会社次第です。

業務委託

美容師の中でも現在増えている働き方の一つが、業務委託です。フリーランスや個人事業主として、業務委託契約を募集している美容院で働くのです。

施術料金の50%ほどが取り分になることが多いです。個人の裁量で働ける一方で、売上の増減も自分次第です。

後述する個人経営と違うのは、集客する必要がないという点になります。

個人経営

面貸しまたは個人で美容室を経営するというパターンです。

売上は全て自分のものになりますが、場所の確保から集客、施術まで全て自分で行う必要がありますし、諸々の経費がかかります。面貸しとして、店舗の一部を借りる場合もあります。

またアシスタントが行う備品や洗濯、シャンプーや薬剤の下準備も行わなければならないとを覚えておきましょう。

美容師業界内で転職する際の注意点とは?

まずは、元々いた美容室を辞めたいと思った理由が解消されるのか検討しましょう。

美容院によっては転職すると、アシスタントとして一からのスタートしなければならない場合もあります。今の職場でランクが上がるまではどれくらいかかるのかという点を踏まえつつ、転職するべきか天秤にかける必要があるでしょう。

美容師のランクを全て解説!アシスタント・スタイリストの業務内容・給料の違いとは?美容師のランクを全て解説!アシスタント・スタイリストの業務内容・給料の違いとは?

またできるだけ円満に退職することを心がけましょう。美容師業界はあまり広くありませんから、セミナーやコンテストで顔を合わせる可能性もあります。

美容師業界内に限らず転職は若ければ若いほど有利なので、転職することに決めたら早めに動き出すことがおすすめです。

美容師が異業種に転職する際のメリットとは?

美容師として再就職するのではなく、異業種に転職することは可能なのでしょうか。

20代・30代前半であれば未経験から異業種に転職することは十分可能です。

ここでは、美容師から異業種に転職した時に得られるメリットについて解説します。

美容師が異業種に転職する際のメリットとは?

給与が増える

美容師の平均年収は280万円ほどと言われています。日本全体の平均年収は420万円ほどですので、低いと言わざるを得ません。

そのため、美容師が異業種に転職すると給与が増える可能性は高いのです。

労働時間が減る・休日が増える

美容師のように、開店前の早朝から閉店後の深夜まで長時間労働を強いられる業種はほとんどありません。また、休日が週1日というのも少ない方といってよいでしょう。

他業種であれば、定時退勤や完全週休2日制で正社員として働ける職場も多くあります。

手荒れや腰痛がなくなる

手荒れや腰痛など体力的な辛さから転職を考える方もいることは前述した通りですが、オフィスワークであればそういった問題からも解消されます。

売上のノルマ・個人目標がなくなる

美容院によっては売上のノルマが設定されておりそれにプレッシャーを感じている方も多いでしょう。個人目標を達成できず辛い思いをしている方がいっらしゃるのではないでしょうか。

そうした環境が向いていないという方は、ノルマや個人目標がない職種を選ぶと良いでしょう。

美容師が履歴書にかける強み・自己PRとは?

転職を希望する美容師の中には、「カットの技術や施術に関する専門技術しか取り柄がないから…」と弱気になってしまう方もいますが、美容師の方が持っている強みはそれだけではありません。

履歴書の自己PRで書くべき点を解説します。

美容師が履歴書にかける強み・自己PRとは?

接客力

美容師に求められるのは、技術力だけではありません。お客様にリラックスしてもらう、楽しんでもらうためのコミュニケーション力は欠かせません。

会話の始め方やタイミング、どのようなネタを話すべきか、おしゃべり好きな方と話すのが苦手な方の見分け方など、美容師の経験の中で身につけた接客力・コミュニケーション力は異業種でも役立つ立派なスキルです。

我慢強さ

下積みの長い美容師の場合、他の業界で働いてきた方よりも大変な時期を長く経験してきたはずです。

美容師としてある程度働いてきた方であれば、我慢強さ・忍耐力が身についています。営業など特にタフネスさが求められる業種では重宝される特徴です。

美容師におすすめの転職先とは?

前述したように、美容師の方は異業種でも役立つスキルをすでに持っています。特に美容師の方に相性が良い転職先とその特徴を解説します。

美容師におすすめの転職先とは?

事務職

書類作成やデータの入力、電話対応などオフィス業務全般を行うのが事務職です。経理事務や法務事務など専門知識が必要なポジションもありますが、一般事務であれば比較的就職しやすいです。

ただし事務職は人気が高く、特にスキルや資格がない方にはやや難易度が高いです。

「オフィスワークが良いけれど特に強みはないな」という方は資格の取得を検討してみましょう。

医療系や歯科系の資格であれば、短期で取得できて求人も豊富です。患者さんへの対応も必要なので、美容師として培ったコミュニケーション能力も役立ちます。

福祉業界

就職先を見つけやすいのが、介護職などの福祉業界です。

またこれらの業界は少子高齢化により今後の需要も高まっていくことが予想されるので、長く働き続けられるというメリットがあります。

より良い条件で働きたい場合は、資格を持っておくとよいでしょう。介護職員初任者研修は最短3週間で取得できます。

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営業職

未経験の場合は営業アシスタントからキャリアを開始することもありますが、一人前の営業職となれば個人の業績次第で大幅な昇給も見込めます。

特に美容メーカーであれば、美容院側の事情がわかった上で営業活動を行うことができるのでおすすめです。

接客業

美容師で身についた接客スキルが活かせるのが接客業ですが、アパレル、ホテル、飲食などの各業界は美容師と同じような労働環境になってしまうことが一般的です。

一方で人手不足のため、条件が良いのに募集を続けている企業があることも事実です。

接客業で良い求人を見つけたいのであれば、各業界に詳しい業界特化型の転職エージェントを利用するようにしましょう。

例えば、飲食業界に強い転職エージェントとしてフーズラボエージェントが挙げられます。

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不動産業界

美容師から、街の不動産屋さんや賃貸仲介業者に転職する人が多いことをご存知でしょうか。不動産業の求人情報を調べてみると「元美容師も多数在籍しています」といった記述をすぐに見つけることができます。

不動産業界への転職者が多い理由として、美容師として働いていると引っ越す機会が頻繁にあり働くイメージが湧きやすい、美容師同様にゆっくりとお客様と向き合って話す機会があるため適正のある人が多い、といったことが挙げられます。

IT業界

将来的に高収入を目指すのであれば、IT業界への転職も良いでしょう。

新しい業界なので、ディレクター、エンジニア・プログラマーやライターなどスキルを身につければ、比較的早く高収入を実現することも可能です。

ITに関する知識やスキルがない方には、プログラミングスクールに通うという選択肢があります。3ヶ月間といった短期間でスキルを身につけ、転職支援まで行ってくれます。

プログラミングスクールなら、サポート環境が充実しているテックキャンプがおすすめです。

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ブライダル業界

美容師のスキルを直接活かせるのが、ブライダル業界、特に結婚式場のスタッフです。

花嫁のヘアメイクができる技術力を持った人材は重宝されますので、成人式や結婚式向けのヘアメイクにやりがいを感じていた人におすすめです。

アイリスト・ネイリスト

アイリストはまつ毛のケア・装飾、ネイリストは爪のケア・装飾を行う職業です。

給与は美容師と同じような水準ですが、労働環境はそれほど厳しくない傾向にあります。美容師免許を保有していると優遇してくれる職場も多いです。

エステティシャン

同じ美容関連の職種として挙げられるのがエステティシャンです。

マッサージやスキンケアの技術・知識を持った美容師は多いので、重宝される傾向にあります。

マッサージ師・整体師

マッサージや整体は、1対1で接客・施術するという点で、美容師が行ってきた業務と親和性があります。

接客ノウハウが活かしやすい職種といえます。

美容師から転職する際の注意点・コツ

美容師として不満を感じているのであれば、転職によって得られるメリットが多いと予想されますが、リスクや転職のコツを知ってから転職活動を始めるようにしましょう。

美容師から転職する際の注意点・コツ

新しくキャリアをスタートさせる意味

美容師からの転職を迷っている人のほとんどが、専門学校に通って、下積み時代を経験してきたはずです。美容師としての経験が活かせなくなるデメリットと、新しい業界で働き始めるメリットを比較してみましょう。

当然、一定期間美容師の現場を離れるとスキルは落ちてしまいますし、ブランクがある場合には受け入れてくれる美容院は少なくなることを頭に入れておきましょう。

転職先の労働環境を調べる

美容師から転職する理由の多くが待遇や労働環境に関するものですが、転職先で不満な点が解消できるのかは念入りに調べておく必要があります。

例えば、アパレル販売員などは給与や労働時間が美容師に似ている傾向があるので注意が必要です。

転職エージェント・転職サイトやハローワークを利用する

初めての転職であれば、どのように転職活動を始めればいいのか分からないと思います。

転職エージェント・ハローワークでは、転職先の紹介はもちろん、前者であれば志望動機の書き方から面接のコツを教えてくれますし、後者では職業訓練を行っています。転職において第三者の視点からアドバイスをもらうことはとても有効です。

転職者が利用料を負担することはありませんので、最大限活用してみましょう。

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他の業界への転職を考えている美容師の方に向いているのが、マイナビエージェントです。
人事とのコネクションを持った担当者が書類選考や面接のアドバイスをくれるので、他の業界の経験がなく転職活動が不安な方におすすめです。

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美容師から異業種への転職に成功した男性・女性の体験談

未経験から異業種への転職に成功した体験談として、IT業界に転職したケース、事務職に転職したケースをご紹介します。

美容師からIT業界に転職したTさん(29歳男性)

私は専門学校を卒業後すぐに都内の美容室に就職しました。美容師が長時間労働で給与が少ないことは知っていましたが、小さい頃から人一倍おしゃれが好きだったこと、身内に美容師がいたこともあり特に迷いはありませんでした。

実際、就職してみると労働環境の過酷さは想像以上でしたが、やりがいも大きかったです。やはりお客様への接客を通して直接喜んでもらえる、自分を信用してリピーターになってくれる方がいることがうれしくて辛いこともなんとか乗り越えることができました。

複数の店舗を展開している会社にいたので、転職する直前の1年半は副店長を任せてもらっていて、海外に研修へ行くこともありました。決して美容師の仕事自体が嫌いになったわけではなかったですし、退職する直前まで全力で働いていました。

ただ、長年付き合っていた彼女と将来のことを話すたびに、給与の面で不安になりました。

年齢を重ねるごとに異業種への転職が難しくなることは知っていたので、「決断するなら今するべきだ」と自分を奮い立たせて転職を決意しました。

20代後半で未経験からエンジニアとして転職した知人がおり、その影響もありIT業界をメインに転職先を探していました。

未経験ですので一次選考で通らないこともありました。ただ面接まで進めた際には、お客様が本当に望んでいることを引き出すコミュニケーション力や、指示されたことだけではなく相手のことを考えて提案するスキルをアピールしたことを心がけました。

3ヶ月ほどの転職活動を経て、現在の会社にシステムエンジニアとして採用していただきました。

ビジネスマナーからメールの送り方など、かなり基本的なこと教えていただく必要があったので、周りにはご迷惑をかけましたし、苦労もありました。

ただ給与の面では、まだ2年目ですが年収にして美容師時代から150万円ほど上がりましたので、満足しています。

美容師から事務職に転職したSさん(25歳女性)

私は美容室に就職してもアシスタントとしての仕事が辛く、1年程度で転職することを3度ほど繰り返した後、異業種に転職することに決めました。

もともと体力がないので、朝早くから夜遅くまで立ちっぱなしというのが辛かったです。シャンプーやカラー、カットの練習は好きだったのですが、先輩スタイリストとの人間関係、初対面のお客様とのコミュニケーションがうまくとれずに「私には向いていないのかもしれない」と思うようになりました。

転職を決意してからハローワークや転職エージェントを利用して、事務職として転職希望を出してみましたが、なかなか選考に通りませんでした。

そのため美容師を続けながら簿記3級を取得したところ、徐々に条件の良い求人を紹介していただけるようになり、面接まで進めることも増えてきました。

結果、契約社員ではあるものの現在の会社に一般事務として雇っていただけました。月収は多くないですが、美容師時代よりはいただけています。

何より座って作業ができることに感激しています。それだけ前職では体力的に辛かったんです。

美容師から転職することを周囲に伝えた時は「資格があるのに、辞めたらもったいなくない?」「せっかくこれまでやってきたんだからもう少し続けてみたら?」とも言われましたが、今の仕事の方が私に合っているので、転職してよかったと思っています。

美容師の転職についていただいた質問

レイズキャリアでは、転職に関する質問を随時募集しています。ここでは、美容師の転職についていただいた質問と回答をご紹介させていただきます。

今の職場は人間関係が最悪で、嫌がらせをされることも辛いので転職を考えています。でも人間関係が良い美容院をどのように見分ければよいのか分かりません。チェーンではなく、所属している人数が少ない個人店の方がほのぼのした雰囲気で働きやすいと聞いたのですが本当でしょうか?
(20代男性)

美容室の人間関係を判断する方法はいくつかあります。まずは、就職を希望する美容院にお客として行ってよく観察すること。過度に競い合うような風潮があるのか、従業員同士の仲が良いのかは分かるはずです。次に、面接で経営者や店長とよく話してみること。美容院の仕組みを作っている方ですのでおおよその雰囲気は掴めます。同僚をチームメイトと認識する職場なのか、ライバルと認識する職場なのか。前者のような美容院であれば、新人のあなたをサポートする体制が整っているはずです。美容院ごとの傾向ですので、チェーン店かどうか、規模が大きいかどうかは関係ありません。

現在スタイリストを目指しているのですが、今の職場は業界内でも特に労働時間が長いようで転職したいです。やはりアシスタントの状態で転職すると、今後のキャリアに良くないでしょうか。
(20代男性)

やはり、スタイリストになってから転職するのがおすすめです。多くの美容院でアシスタントは半人前という認識なので、アシスタントの状態で転職すると選択肢はかなり狭まるでしょう。スタイリストになってから転職するのであれば、労働環境の良い美容院を見つけやすくなります。しかし身体は一番大事な資本です。長時間労働で頻繁に体調を崩すなど、身体に不具合があるのであれば転職もやむを得ないでしょう。

転職活動中です。私の美容院では指名の歩合が低いです。顧客獲得には自信があるので、もっとパーセンテージの高い美容院に転職したいのですがどのように探すべきですか?
(30代女性)

歩合に関しては、求人情報では明かされていないことが多いので、面接の際に直接聞くしかないでしょう。指名料がある美容院であれば、歩合の割合は比較的高く20%ほどのところもあります。

美容師を続ける気はないのですが、美容業界は好きなので離れたくないなぁという気持ちもあります。おすすめの転職先はありますか?
(30代女性)

美容業界内の転職であれば、美容ディーラーになるという選択肢があります。美容院にシャンプーなどを卸売りする職種ですので、美容院側の事情を分かっているという強みが活かせるでしょう。

美容師から他の業界へ転職活動中です。美容師を辞めたのは手荒れや腰痛など身体的な理由なのですが、最終的に転職を決断したのは店長の嫌がらせがひどくなったことです。面接で転職理由を聞かれた時に、この点に触れてもよいでしょうか。
(20代男性)

前職の上司への不満はあえて言う必要はないです。人付き合いが苦手なのかな、他人のせいにしているのかな、と思われかねません。身体的な理由で辞めることになったとだけ伝えればよいでしょう。

アシスタント1年目なのですが、最近になって色覚異常であることが発覚しました。カラー選定を正確に行うことが難しいため、美容師が抱える弱点としては大きすぎるので異業種への転職を考えています。このような理由で転職すると、マイナスでしょうか。
(20代女性)

質問者様のような仕方がない理由での転職であれば、マイナス評価にはなりません。歩み始めたばかりのキャリアを思わぬ壁に阻まれお辛いとは思いますが、20代前半であればまだまだ新しい業界での挑戦はしやすいかと思います。頑張ってください!

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美容師の勤務時間、月給、悩みについてアンケートを行いました!

当サイト「レイズキャリア」は、美容院でアシスタントとして働いている方または働いていた方50人、スタイリストとして働いている方または働いていた方50人に、美容師の勤務時間、月給、悩みなどについてアンケートを行いました。

調査概要

  • 調査時期:2020年8月
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査地域:全国
  • 本アンケート対象者:美容院でアシスタントとして働いている方または働いていた方50人、スタイリストとして働いている方または働いていた方50人
質問項目

  1. アシスタントまたはスタイリストどちらか教えてください
  2. 美容師のお悩みとして当てはまるものをすべて選んでください
  3. 美容師で最も悩んでいることについて具体的に教えてください
  4. 美容師としての月給を教えてください
  5. 美容師としての勤務時間を教えてください
  6. 練習はいつ行なっていますか
  7. 美容師としての休日数を教えてください
  8. 美容師から転職して月給はどうなりましたか
  9. 美容師から転職して勤務時間はどうなりましたか
  10. 美容師から転職して休日数はどうなりましたか
  11. 美容師から転職した満足度を教えてください

やっぱり一番の悩みは給与の少なさ!

美容師アンケートグラフ1

美容師の悩みで最も多いのは、「給与の少ない」こととなりました。

特にアシスタント時代では、10万円台の月給であることがほとんどです。美容院がある都市圏での生活が難しいため1時間以上かけて出勤している方も多いようです。

他の悩みと比較して、手荒れや腰痛などの身体的負担に関する回答は少ないものの、一度患ってしまうと業務を続けることが難しくなるため致命的な悩みです。

最も悩んでいることについての具体的な回答をご紹介します。

私のお店では、アシスタントの前の見習いというランクからスタートするので、月給は16万円です。一人暮らしでただでさえ苦しいのに、練習用ウィッグ購入は自腹なので、お金が全然足りません。申し訳ないと思いつつも、実家から仕送りをもらってやりくりしています。

朝6時に家を出て、終電帰宅という生活です。勤務時間中はほとんど休みがなく、休日は週1日。「アシスタントはこれが当たり前なのだから、乗り越えよう」と自分に言い聞かせてきましたが乗り越えられそうにありません

とにかく休みが少ないです。スタイリストになるまでにカットモデルさんを150人カットしないといけないので、休日はモデルハントをしなければなりません。なので実際は休日ゼロの週が多いです

毎日「お前は通用しない」と言われるので心が折れそうです

薬剤による手荒れがひどく、処方されたステロイドを使っていました。結局、悪化していくばかりでシャンプーができない状態になってしまったので、退職しました

美容師の月給はなかなか上がらない?

美容師アンケートグラフ2

月給30万円台以下の方が、96%という結果になりました。

スタイリストになると多少は給与は上がるものの、固定給で20〜22万円、歩合によってプラス2〜6万円という方が多いようです。

美容師は勤務時間以外も働くことが当たり前?

美容師アンケートグラフ3

美容院の営業時間は一般的に、9〜10時間です。営業時間10時間の美容院で週6日出勤したとすると、営業時間内の勤務時間だけで60時間です。

上の表を見ると、週60時間以上も店舗に滞在している方が52%もいらっしゃることから、準備や練習など営業時間以外も働くことが一般的であると分かります。

例えば、週6日70時間勤務の場合、1日11.7時間勤務することになります。これくらいのペースで働いている方が24%いらっしゃることを考えると、美容師が過酷な労働環境を強いられていることは間違いありません。

美容師アンケートグラフ4

美容師は、営業時間外に自主的に練習することが当たり前とされています。また練習する時間は、勤務時間とはカウントされないことが現実のようです。

営業時間内に事務所やバックヤードで練習する時間が確保できている方は、30人にとどまりました。

美容師は休日にも休めない?

美容師アンケートグラフ5

多くの美容院で、従業員ごとの週1日の定休日に月1〜2日の休日を追加という制度を設けているようで、月間休日数は5〜6日がボリュームゾーンとなっています。

ただし、カットモデルを探す、講習会に参加するといった活動で美容師としてレベルアップするために休日を活用する方が多いようです。

美容師から転職しても給与が下がる可能性は少ない?

美容師アンケートグラフ6

本アンケートの回答者のうち86人の転職経験者には、転職後の変化や満足度についてもお聞きしました。

まずは、転職した後の月給の変化です。

アシスタントの月給が10万円台であることを踏まえると、他の業界に転職して月給が増える可能性は極めて高いでしょう。

転職して月給が下がる方が約4人に1人であることを考えると、転職による減給のリスクは低いと言えます。

転職すれば美容院の営業時間よりも勤務時間が短くなる?

美容師アンケートグラフ7

営業時間外での練習が当たり前の美容師から転職すると、勤務時間が大幅に減ることに驚く方は多いです。

転職すると「美容院の営業時間よりも勤務時間が短くなる」と考えてみると、イメージしやすくなるかもしれません。

転職のメリットは、休日増加&土日休み?

美容師アンケートグラフ8

月間休日数が5〜6日の美容師が多いことを考えると、美容師が完全週休二日制の企業に転職するとほぼ確実に休日が増えることになります。

また、美容師であれば土日祝日の出勤は必須ですので、土日休みの企業に入れば予定を合わせやすいといった点もメリットに感じることができるでしょう。

美容師から転職した3人に2人が満足している!

美容師アンケートグラフ9

美容師から転職して「満足」「やや満足」と回答した方は、67.5%となりました。

労働条件は改善されることが多いので、美容師への未練さえなければ転職の満足度はかなり高くなることが予想されます。