「底辺」と言われがちな9つの職業とは?見下されてしまう理由も解説

ネット上で「底辺」と言われがちな職業とは

特定の職業は、主にネット上などで「底辺」と蔑まれてしまう傾向があります。

しかしそうした職業には、社会的な意義が大きい仕事も多いです。

自分がやりがいを感じている仕事、自分の価値観や性格に合っている仕事であれば、他の方の意見を聞く必要はありません。

一方で、現在の職業により、身体的に痛みが生じている方、精神的に辛い方、その他自分に合っていないと感じている方は自分の職業について今一度考え直してみることをおすすめします。

まずは「底辺」と言われがちな職業の例を紹介しつつ、「底辺」と言う方がいる理由について解説していきます。

ネット上で「底辺」と言われがちな職業の一覧

ネット上で「底辺」と言われがちな職業は、身体を動かすことで報酬をもらえる職業が多いです。

こうした職業は、デスクワークを行うホワイトカラーに対して、ブルーワーカーと呼ばれることもあります。

身体的な負荷が想像しやすいので「大変そうな職業。他に就ける職業がないのではないか」と思い込む方がいることで「底辺」と呼ぶ方がいるのかもしれません。

ネット上で「底辺」と言われがちな職業の一覧

土木・建設作業員

過酷な仕事を指す言葉として3K(きつい、きたない、きけん)があります。土木・建設はこの3つの要素を全て満たしているため、大変な仕事の筆頭に挙がることも多いです。

体力的には大変で危険を伴うことも事実ですが、利点も多くあります。

未経験でも健康な身体さえあれば就職しやすく、現場監督になれば高収入も見込めます。

そもそも家、オフィス、商業施設、道路や交通機関は、土木・建設作業員の方々がいなければ建設、整備されることはありません。

あらゆる人の生活の基盤は、土木・建設作業員によって支えているという点でも社会貢献性の高い仕事といえるでしょう。

警備員

警備員に対して「中高年男性が様々な経験を経て行き着く職業」というイメージを持っている方も多いようです。

雑踏警備や交通警備など資格が必要ない現場であれば、働くこと自体の難易度は低くないかもしれません。

また、ずっと立ち続けない現場もあること、暑さや寒さによって過酷な環境で働くこともあることなど、つらい点ばかりが注目されがちです。

ただし街や各施設の安全性を守っているため、必要性が高い仕事であることは間違いありません。

上級救命講習や警備員指導教育責任者といった資格を取得することで、より給与が高い現場にレベルアップすることもできます。

介護職

介護職も無くてはならない仕事の一つです。高齢者をはじめとした介護が必要な方の生活をサポートします。

しかし、業務内容は大変であることは否定できないでしょう。身体介助で腰を痛める方も多いですし、夜勤が多いとさらに身体的負担を大きくなります。

排泄介助などの身体介助に対して否定的なイメージを持つ方も多く、実際になかなか慣れることができず介護職を辞めてしまう方もいます。

人手不足であることで、比較的就職しやすいことも軽蔑する方がいることにつながっているかもしれません。

ただし、直接感謝を伝えてもらえるなど、大きなやりがいを感じることができる仕事でもあります。

また、介護福祉士やケアマネジャーの資格などがありキャリアアップを描きやすいこともメリットです。

販売職

販売職は、長時間労働で給料が安いという理由で、ネット上で見下されてしまいがちな職業の一つです。

学生時代などにアルバイトとして経験することが多い仕事ですが、コミュニケーション能力が必要で向き不向きがはっきりしています。

そのため、世間には「バイトでもできる大変な仕事」というイメージを持っている方もいるようです。

しかし、自分が売る商品に愛着がある方、コミュニケーションが好きな方、「店長になる」「自分のお店を持つ」などの目標がある方にとっては、やりがいがあり楽しく取り組める仕事です。

インセンティブや昇進によって給与アップが見込めることもふまえれば、給与面で他の仕事に劣るわけでもありません。

工場勤務

学歴不問で低収入の求人が多いということで、底辺と揶揄されてしまいがちなのが工場勤務です。

ただし工場勤務の収入は、業界によって異なります。

一般的に食品加工の工場は収入が低くなりがちですが、一定の知識や技術が必要な製造業の工場では比較的高収入になります。

クレーン運転技能者やフォークリフト運転技能者といった資格を取得することで、給与アップも可能です。

そもそも製造業は、日本経済において最も価値を生んでいる業界の一つです。

日本の業界別GDP構成比をみてみると、2018年時点で製造業はGDP全体の20.7%を占めており、これはサービス業の30.0%に次いで2番目に多い数字です。

トラックドライバー

トラックドライバーは長時間労働が社会問題になったことで、良くないイメージを持っている方も多いかもしれません。

中には「運転さえできれば誰でもできる」と短絡的な考えで見下す方もいるようです。

しかし、トラックを運転するためには大型運転免許が必要な場合もあり、運送するものによってはけん引免許や危険物取扱者の資格が求められることもあります。

全国各地を回りながら仕事ができるということで、やりがいや適性を感じている方も多いです。

また、私たちがスーパーで買う商品、玄関まで届くECサイトでの購入品はトラックドライバーの方がいなければ消費者の手に届くことはありません。

好きなものを好きな時に買うことができる、という私たちの豊かな生活はトラックドライバーをはじめとした物流業界の方々に支えられているのです。

清掃員

一般的に、清掃=やりたくない仕事と思う方は多いのかもしれません。

また、40代以上の方が多い職場ですので、若い方が働こうとすると「他の仕事にチャレンジすればいいのに」と勧められて馴染みにくいこともあるようです。

ただし残業が少なく、向いている人にとってはとても働きやすいのが清掃員です。

コミュニケーションがあまり必要ない、自分のペースで進められる、毎日達成感が得られる、といった点がメリットに挙げられます。

ゴミ収集作業員

ゴミ収集という仕事は、ゴミの匂いが強烈という点で「やりたくない」と考えている方が多いかもしれません。

そのほか朝が早い、年末年始の繁忙期は忙しいといったデメリットもありますが、メリットも多い穴場の職業として知られています。

ゴミ収集車に並走してゴミを収集する、という作業自体はそこまで大変ではないと感じる方が多いです。

また、実働時間が短く退勤時間も早いのに、給与は20万円台(場合によっては30万円近く)になるということで、時給換算すると意外にも高時給なのです。

離職率が低く、向いている人にとって長く続けたくなる仕事です。

フリーター

フリーターの数は近年減少傾向にあることをご存知でしょうか。2019年まで5年連続で過去最少を更新しました。

求人数が多く、売り手市場が続いていたことなどが原因と考えられています。

そうはいっても、2019年時点でフリーターの数は全国で138万人もいます。

一口にフリーターといっても、フリーターでいる理由は様々です。

「就職活動中である」「就きたい仕事がない」「時間的な自由を確保したい」「正社員になる必要性を感じない」といった理由があります。

しかし、どうしても「正規社員になれず非正規で働いている」と見られて「底辺」と思われてがちであることも事実です。

なぜ特定の職業が「底辺」と見下されてしまうのか

底辺と呼ばれがちな職業には、いくつかの共通点がありますのでまとめてみました。

なぜ特定の職業が「底辺」と見下されてしまうのか

給与が高くない

「その仕事自体にやりがいを持っている」「特に高い給与は望んでいない」という場合でも、低い給与の仕事に就いていると「高い給与をもらうことができない人」として見られてしまいがちです。

また、長く働いていても給与が上がりにくい職業に就いてると、プライベートを充実させにくい、家族を持つことが難しいということも事実です。

就職しやすい

就職する間口が広い職業は「誰でも就ける仕事」として、世間的な評価がどうしても低くなってしまいがちです。

実際には、就職しやすくても知識や経験を積み上げていく必要がある、そうすることで責任とやりがいのある仕事ができる、給料も上がっていくという場合が多いでしょう。

業界のイメージが良くない

それぞれの業界には、世間が持っているステレオタイプがあります。

例えば、ある人は土木・建築業界に対して「働いている人のマナーが悪い」といったイメージを持っているかもしれません。またある人は「介護施設における利用者への暴力事件があった」などの情報で介護職に偏見があるかもしれません。

スキルが身につかず転職が難しい

同じ業界と職種でずっと働き続ける方であれば問題ありませんが「底辺」と呼ばれがちな職業では、他の場所で評価されるスキルや経験が手に入りにくいことも事実です。

そのため「あの仕事しかできない人」と判断されてしまう傾向があります。

ネット上で「底辺」と言われているのを見て自分の仕事に自信がなくなった方へ

前述したように、自分が就いている職業が「底辺」と言われていたとしても自分に適性がありやりがいを感じているのであればそうした声を気にする必要はありません。

しかし、周囲の声が気になってしまう方、他人の意見で自信がなくなってしまう方は、自分の職業やキャリアについて考えなおしてみてもよいかもしれません。

ネット上で「底辺」と言われているのを見て自分の仕事に自信がなくなった方へ

今の職業に魅力を感じているか

自分の仕事について他人から意見を言われて、それを無視することができない方は、自分自身がその仕事に魅力を感じていないのかもしれません。

「学校を卒業してからなんとなく就職してしまった」「人から勧められたままに仕事を決めた」「事情があって急いで就職する必要があった」といった方は、自分がやりたくてやっている仕事なのか改めて考えみる機会が必要かもしれません。

「転職は難しい」と思い込んでいませんか

同じ職場で長く働いていると「自分の学歴やキャリアでは転職なんてできない」「自分の年齢だと新しい業界や職種に飛び込むのは無理だ」と考えてしまいがちです。

今の職場であなたの周りの方にいる方は、同じ業界で働いている方ばかりですから転職する想像ができないのは当然です。

また、転職は人生のうちに何十回も経験するものではありませんから恐怖があるのは当たり前です。

学歴やキャリアに難があったり年齢を重ねていたりしても満足できる転職をする方が多くいらっしゃいます。

正しく転職活動をすれば良い転職先を見つけることは可能

「何か行動を起こさないといけない」と思っていても「自分の年齢では異業種には転職できないはず」「周りでうまく転職できた人がいない」などネガティブな考えが浮かんできてしまうかもしれません。

しかし、一見転職が難しいと思われるような状況の方でも、正しく転職活動をすれば満足度の高い転職を実現させることは可能です。

「何から行動すればいいのか分からない」という方は転職エージェントに相談してみましょう。

転職エージェントでは、経歴やスキル、価値観も含めてあなたに合った転職先を一緒に考えてくれます。

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「底辺」と言われがちな職業についていただいた質問

レイズキャリアでは、キャリアや転職に関する質問を受け付けております。その中から不動産営業についての質問と回答をご紹介させていただきます。

なぜ人の仕事を底辺と言う人がいるのでしょうか。
(30代男性)

底辺と言ってよい仕事はありません。自分に自信がなくて、他人を見下さないと不安になってしまう方がいるだけです。

底辺の仕事と言われて自信がなくなりましたが、どうすればよいでしょうか。
(20代女性)

自分なりにやりがいや社会への意義を考えてみると、仕事に自信が持てるようになるかもしれません。

年収でいうと、底辺はどれくらいのことを指しますか?
(20代男性)

底辺の年収という定義はありませんが、貧困を定義する概念として「相対的貧困」があります。相対的貧困は、可処分所得(収入のうち税金などを差し引いて自由に使える金額)の中央値の半分しかない世帯が対象となります。1人世帯であれば、可処分所得の中央値は年収244万円なので、年収122万円だと相対的貧困と言えます。

自分の職業は底辺だという意見を聞きました。底辺の仕事かそうでない仕事か判断する基準は何ですか。
(30代男性)

全ての仕事が、何かしら人の役に立っていて社会を支えています。そうでなければ報酬をもらえることはできないはずです。

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