仕事に行きたくなくて朝や夜に泣いた経験がある方に伝えたい5つの事

仕事に行きたくなくて朝や夜に泣いた経験がある方に伝えたい5つの事

「仕事に行きたくなくて、朝や夜に泣く状態」は危険です!

この記事では、以下のように仕事に追い詰められてしまっている方に知ってほしいことをまとめました。

  • 朝、仕事に行くための用意をしている時に自然と涙が出てきた
  • 夜寝る時に、翌朝仕事に行くことを考えたらいつの間にか泣いている

まずお伝えしたいのは、こうした状態であればもう我慢する必要はないということです。

心の病気になってしまう可能性がある

突発的に泣いてしまうのは、心身が助けを求めている証拠です。

すでに初期のうつ病になっている可能性もありますし、このまま我慢していると本当にうつ病になってしまう、または悪化してしまうことが考えられます。

覚えておいてほしいのは、うつ病が悪化すると、治療に時間がかかる、以前と同じように働けなくなる可能性があるということです。

なお、うつ病はその人自身に非があるというよりも、環境による影響が大きいので、うつ病だとしてもその人に責任はありません。

「うつ病の可能性があるのかもしれない」と思った方は、症状が重くならないうちに心療内科やカウンセリングを受けるなどの対処をしてほしいと思います。

「仕事に行きたくない」のは悪いことではありません

結論から言えば「仕事に行きたくない」と思ってしまうことは悪いことではありません。

その理由を解説していきます。

「仕事に行きたくない」のは悪いことではありません

我慢しすぎているかもしれない

責任感がある方、真面目な方ほど行き過ぎた我慢を続けてしまいがちです。

もちろん、辛いことがあっても我慢して努力することが必要な時もあります。

しかし、意味がない我慢もあります。

  • 状況が改善しそうにないのに、周りの目があるし働き続けている
  • ここで逃げたらダメ人間になりそうだから我慢している
  • 他で働く場所がなさそうだから、今の会社で働くしかない

これらに当てはまる方は、現状を変えるアクションをするべきです。

仕事に行きたくない気持ちが涙が出るほどの身体の反応に出ているのであれば、環境さえ変えれば状況は劇的に改善します。

退職してしまえば、今の会社の同僚や上司の目は関係ありません。また、会社を辞めることは逃げでもありません。

今働いている会社は、自分に合っていないと認識しましょう。その会社以外にも働く場所は必ず見つかります。

そもそも人間の能力は、やりがいや楽しいという気持ちがないと発揮されません。

今の会社で評価されていなかったとしても、転職して仕事に対する思いが変われば、あなたの能力がもっと発揮できるようになる可能性は高いのです。

「泣いてしまうこと」と「精神の弱さ」は関係ない

仕事に行きたくなくて泣いた経験がある方は、「自分は弱い人間なんだ」「ダメな人間だからもっと頑張らないといけない」と自分を追い詰めてしまっているかもしれません。

しかし、仕事に行きたくないと思うこと、それによって泣いてしまうことは、あなたという人間の価値や精神の弱さには全く関係ありません。

ただ、就いた仕事があなたに合っていなかっただけです。

会社の求人情報や説明会、面接では、会社の良い面しか見ることができません。自分にあった会社を選ぶのはとても難しいことです。

問題があるのは、自分に合っていない会社で働いている、という事実だけです。それを変えれば良いのです。

もちろん、楽しくて仕方がない仕事を見つけるのは大変かもしれませんが、あなたにとって嫌いじゃない仕事や苦手ではない仕事はたくさんあります。

泣くほど辛い仕事を続ける必要はない

泣くほど辛いのに、仕事を続けるべき状況はあり得ません。

あなたにもっと合った仕事は必ずありますし、今の職場を見つけたとしても代わりとなる人は必ず見つかります。

今の仕事を続けるのは、あなたにとっても周りの人にとっても良い状況ではないことを自覚していただきたいと思います。

仕事に行きたくなくなる3つの理由

仕事に行きたくなくなるケースでは共通点があります。よくある3つの理由についてまとめました。

仕事に行きたくなくなる理由

上司や同僚などの人間関係に問題がある

仕事において、一緒に働く人の影響はとても大きいです。

自分が好きな業務をできる職場でも、以下のようなハラスメントがあれば良い職場ではなくなってしまいます。

  • ・パワハラ:立場の違いを利用した精神的、肉体的な嫌がらせ
  • ・セクハラ:立場の違いを利用して性的な言動を行うこと

このように精神的また肉体的に追い詰める原因が会社の人間関係にある場合は、労働組合やハローワークに相談することが可能です。

ただ、現実問題としては、会社の労働組合は周りの目などが心配でしょうし、ハローワークでは簡単なアドバイスがもらえる程度という現実があります。

会社やそこにいる人たちを変えるよりも、自分がその環境を離れた方が即効性があります。

労働条件が悪い

労働時間や給与など、他の会社と比べて非常に悪い労働条件が課されていたとしても、働いている時にその異常さに気づくことは難しいです。

なぜなら、周りにいるのは、その環境で働いている人ばかりだからです。

劣悪な労働環境で働いていたとしても、身近な人が平然と働いているとそれが当たり前に思えてくるのです。

働いている時には気づいていなかったのに、いざ会社の外に出てみると「自分がいた会社はとんでもないブラック企業だった」と気づくケースはよくあります。

仕事ができない

「同僚と比べてミスが多い」「ノルマを達成できない」「入社したばかりの後輩に抜かれる」など仕事ができないことによって、仕事に行きたくない方もいるでしょう。

自分を精神的に追い詰めてしまうのは、このケースが一番多いです。

もちろん、ミスしないように工夫してみる、結果を出している同僚にアドバイスをもらったり助けてもらったりするなど、改善するチャレンジは必要でしょう。

しかし、その職場で「仕事ができない人」から変われる見込みがなければ、仕事を変えるべきでしょう。

「まだ判断できないな」という方は、「◯月までに〇〇という目標を達成する」など期限を決めて、今の仕事に向き合うことがおすすめです。

人には向き不向きがあります。「自分には向いていない職場だ」と思うのであれば、向いている職場を探せばいいだけです。

仕事に行きたくない方に伝えたい5つのこと

仕事に行きたくない方に伝えたい5つの対処法をまとめました。

将来につながる仕事なのか考える

今が将来のために頑張るべきタイミングで、一時的に会社に行きたくなくなっているケースではゆっくり考える必要があるでしょう。

  • 今の仕事を続けていれば、数年後にキャリアアップできる目処が立っている
  • 苦しくても、今の経験が必要だと分かっている

こういった試算があって「今の仕事をしていて続けるべきだと分かっているけれど、行きたくない」という方は考え直す時間を設けてください。

逆に、今のまま働いていても事態が好転する見込みがない方は、退職を考えるべきです。

とりあえず今日(または明日)休む

今日になって突発的に仕事に行きたくない気持ちが大きくなった方は、とりあえず今日または明日休むことを考えてみましょう。

1日休んで今の仕事についてじっくり考えてみる機会を設けると思わぬ気づきがあるものです。

できれば一人で考え込まず、友人に話を聞いてみる、転職エージェントに今の仕事やキャリアについて相談してみるなど、第三者の意見も取り入れることをおすすめします。

行きたくなくて泣いた経験があるなら、すぐ辞めるべき

「泣くほど行きたくない」という方は、間違いなく今すぐに辞めるべき状態です。

あなたは、十分ストレスに耐えてきました。ストレスの限界を超えているから心身が助けを求めているのです。

決心ができたら、メールや電話で上司に連絡しましょう。

辞意は対面で伝えるべきとお考えの方でああれば「◯日の就業後にお話させていただくお時間をいただいてもよろしいでしょうか」と打診してください。

退職に対する引き止めについて

あなたが退職を持ちかけられると上司に引き止められることがあります。

  • 「悪いところがあるなら改善するから、もう少し一緒に頑張ろう」
  • 「君は必要な人材だから、もう一度考え直してほしい」

悪質な会社だと、以下のような言葉をかけられることもあります

  • 「ここでダメなら、他の会社でも絶対にやっていけないぞ」
  • 「この業界で食っていけなくするぞ」

しかし、自然と泣いてしまうほど追い詰める状況を作った時点で、今働いている会社があなたにとって悪い会社であることは一目瞭然です。

会社は従業員が辞めると以下のようなデメリットがあるので必ず引き止めます。

  • 部下が辞めると、その上司の評価が下がる
  • 新しい従業員を雇うには、採用コストがかかる
  • 新しい従業員を雇ったら、教育コストがかかる

辞意を伝えた後に、職場の改善を提案されたり進退について再考を促されたりしても、退職の決意が固いことを示しましょう。

また、1つの会社を辞めたからといって他の会社で働けなくなる、業界内でやっていけなくなるということはないので安心してください。

退職手続きを代行するという手段もある

以下のような方には退職手続きを専門の業者に代行してもらうという手もあります。

  • 「上司に辞意を伝えられるような関係ではない」
  • 「これから一回も出社せずに辞めたい」
  • 「すでに辞意を伝えたけど断れないような引き止めにあった」

退職代行サービスでは、あなたの代わりに今勤めている会社との退職手続きを行ってくれます。

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弁護士指導のもと、退職代行サービスを提供しているため安心です。
即日対応も可能なため、明日から仕事に行きたくないという人にもおすすめです。

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弁護士により監修されているため、法的に問題になることもありません。
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こちらの記事では、退職代行を使えば本当に辞めることができるのかといった点を含め、退職代行ニコイチについて解説しています。

退職代行ニコイチの口コミ評判は?失敗することはあるのか体験談も含め解説 退職代行ニコイチの口コミ評判は?失敗することはあるのか体験談も含め解説

転職して不満を持つ人は少ない

ある転職サイトの調査では、転職経験者のうち「転職して満足」と回答した方の割合は60%以上にのぼっています。

「どちらでもない」と回答した方は35%以上なので、「転職して不満」を回答した方は10%ちょっとなのです。

人間の心理は、現状維持バイアスを持つ、という特徴があります。

本当は行動をした方が良いのに、今の環境を過剰に良く評価してしまう心理効果のことです。

つまり「転職しても良い職場は見つからないはずだ」と思っていても、実際には転職して改善されることが多く、ほとんどの転職経験者が転職に満足しているのです。

仕事に行きたくない方からいただいた質問

レイズキャリアでは仕事やキャリアで悩む方からの質問を受け付けております。ここでは仕事に行きたくなくて悩んでいる方からいただいた質問をご紹介します。

仕事に行きたくなくて、病気ということにしてすでに2日休みました。業務はなんとかこなせていますし、人間関係にも問題はないので、なぜここまで行きたくないのか分かりません。もう消えてしまいたいと思います。(20代男性)

長期的に行きたくない気持ちが続いているのであれば、行かないですむ選択肢を考えてみましょう。質問者さんの現状をふまえると、心療内科を受診することをおすすめいたします。就労不可を証明し、休暇の取得を推奨する診断書があれば、休むことが職場に認められます。

仕事に行く前日の夜や出勤前の朝は仕事に行きたくない気持ちが強いのですが、いざ出勤すると普通に仕事をこなせます。出勤中は問題なく、それ以外の時間では仕事のことが浮かぶたび憂鬱です。どうすればよいでしょうか。(30代男性)

勤務中は自分が思っている以上に気を張っていて、勤務外の時間にどっと疲れが出るのかもしれませんね。真面目な方に多いようですが、もしかしたら仕事自体にやりがいを感じていなかったり、繰り返しの日々にストレスを感じていたりするのかもしれません。仕事で新しいチャレンジをしてみる、プライベートな時間で気分転換となるようなことを試してみるとよいかもしれません。

働き始めてまだ半年ですが、どうしてもミスばかりしてしまうので仕事に行きたくないです。上司からも「そんなミスするなんて社会人として失格だね」「そのままだと働いている価値ないよ」と言われます。実際に私が悪いので、余計辛く今日は仕事を休んでしまいました。自分が仕事ができないことが理由で辞めるというのは甘えのような気がするので、頑張るべきだと分かっていても頑張れそうにありません。(20代女性)

働き始めたばかりの職場でミスをするのは仕方がないことです。ミスが許される雰囲気でないと、周りの方のプレッシャーによって余計にミスをしやすくなるという悪循環も生じえます。また上司の方の言葉はパワハラの可能性もありますので、自分が悪いとは思いすぎないようにしてください。業務や職場には向き不向きがあることは事実ですので、辞めることは甘えではありません。明日以降も行きたくない気持ちが大きいのであれば退職を考えていいと思います。

仕事に行きたくない気持ちは強いのですが、貯金もなく仕事を辞めた瞬間に食べていけなくなってしまうので辞めることはできません。周りに迷惑をかけっぱなしで、仕事に行くことが怖いです。(30代男性)

金銭的に退職できない場合、いくつかの選択肢があります。まずは、就業している間から転職活動を始めて空白期間を作らない方法です。転職エージェントなどのサービスを使えば働きながらでも転職先を見つけることは可能です。また、自己都合による退職でも、家庭事情が急変した、通勤が困難になったなどの理由で失業手当をもらうことが可能です。

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