長距離トラックドライバーの生活を1日・1週間ごとに解説!必需品は何?

長距離トラックドライバーの生活を1日・1週間ごとに解説!必需品は何?

生活も大きく違う?長距離トラックドライバーにおける固定・フリー、昼型・夜型の違い

トラックドライバーの生活は、業務形態によって大きく異なります。まずは固定とフリー、そして昼型(朝方)と夜型について違いを見ていきましょう。

固定とフリーでは運ぶ荷物と給料が違う

会社勤めのドライバーは固定された業務形態になります。そのため給料も固定となり、昇給制度が設けられています。他の業種より高い給与となることもありますが、あくまでも組織の一員として働くことになります。

一定の給与と昇給の基準があらかじめ決定されており、固定のドライバーは運ぶ荷物も限定されます。固定のドライバーは、契約に基づいて荷物を会社が指定した経路で運ぶことになります。

慣れない荷物を突発的に運ばされるということは少なく、常に同じような荷物を同じような経路で運ぶことが多くなります。

一方でフリーのドライバーでは、そもそも働き方が変わってきます。フリーのドライバーは個人としてトラックを所有し、契約先と直接取引をすることになります。

荷物の内容がその都度変わったり、到着時間などが細かく指示されることもあります。

固定のドライバーと違って、契約先(客)との間にマージンが発生しない代わりに自分でやることも多く、スケジュール管理や客先対応までやらなくてはいけなくなります。

しかしマージンが発生しないということは、契約先からの受注金額が全て自分に入ることになるので、出来高報酬ということになり固定ドライバーよりも高い収入が期待できます。

非常に壊れやすく高価な荷物を請け負うこともあり、こうした仕事では賠償責任が定められている場合もあります。中には比較的ハイリスクハイリターンな仕事もあるのです。

昼型(朝方)と夜型の仕事内容の違い

トラックドライバーという仕事は最終的に「客先に荷物を届ける」というところがゴールになります。

昼型ドライバーの場合、比較的朝早く出発(荷載せ)して夕方から夜に目的地に到着します。そのため走る時間帯は昼間ということになります。

載せる荷物にもよりますが、即日配達便などの急ぎの荷物を運送するケースもあります。

夜型のドライバーとなると、数日後に到着する必要がある荷物を請け負うことが多く、昼間は休憩して数日かけて夜間に走ることになります。

特に夏場は燃料費を節約するため、また交通渋滞を避けるために、夜走るドライバーが増えることが一般的です。

長距離トラックドライバーの1日の仕事・生活の流れ

固定・フリーに関わらず、長距離トラックドライバーの1日の流れはおおよそ決まっています。

一般的な1日の仕事の流れをご紹介します。

長距離トラックドライバーの1日の仕事・生活の流れ

朝はまず仕事の確認から

まずは業務に関わる状況を確認します。

運送先の情報や交通状況、経路時間を概算で割り出します。

一番重要になるのが交通状況です。これ次第で荷物の到着時間が前後しますから、時間の使い方にも影響してきます。

特にフリーのドライバーとなると、労働時間の長さに関わらず報酬があらかじめ決まっているので、交通状況を把握して効率的に働くことが重要なのです。

荷物を載せて出発

次に荷物の積み込みを行います。

固定ドライバーであれば、現場で荷物を載せる作業専門の人員がいることも少なくありません。要は「ドライバー専門」として仕事をすることになるのです。

一方でフリーのドライバーとなると積み込みの作業が発生することもあります。フォークリフトの資格が必要である場合もあるので、資格をしておくと受注できる仕事の幅が広がります。

このように固定とフリーのドライバーでは仕事の負担が違うことも出てくるのです。

積み込みはおおむね2時間以内に完了することが一般的です。これが終了したら順路に沿って出発となります。

お昼休憩は軽く済ませることも少なくない

朝に出発した場合であれば、走り始めて数時間すると昼食の時間になります。

ご当地の名物が食べられることは長距離トラックドライバーとして働くメリットの一つですが、大型トラックを運転しているため広い駐車スペースの確保が必須です。

そのため、どこでも休憩できるというわけではありません。

高速道路のサービスエリアにはすべての場所で大型車両を駐車できますが、一般道となるとそうもいきません。

したがって休憩も含めて経路を想定しておくことが必要になります。

一般的な休憩所には立ち寄れないことも多く、車内でおにぎりを食べることが多いというドライバーも少なくありません。

もちろんトイレ休憩の場所も下調べをしておかなくてはいけません。

目的地への到着は時間調整が必要

予想外の交通渋滞など、目的地への到着はカーナビの予測通りとならないこともあります。遅れる可能性を考慮してギリギリの時間配分は避けるべきでしょう。

荷物を運ぶという仕事は、指定通りに到着することが信頼を得る手段ですから、何よりも到着指定を守ることを意識する必要があります。

また予定よりも早く到着する可能性があるなら、近くの場所で待機して時間通りに到着しなければならないこともあるでしょう。

荷物を下ろす人員が準備されている場合もあるので、到着先のスケジュールに合わせる必要があるケースもあり、とにかく「早ければいい」というわけではないのです。

フリーのドライバーであれば、復路に別な仕事を入れて稼ぐことができる場合もあります。

長距離トラックドライバーは不規則?睡眠時間・シャワーの有無も解説

長距離トラックドライバーは勤務時間が長くなるイメージなので、やはり気になるのが睡眠時間やシャワーの有無です。

高速道路のサービスエリアでシャワーを浴びることも

勤務時間が長くなると、シャワーを浴びる必要があります。

長距離トラックドライバーですから、数日かけて荷物を運ぶことも出てくるでしょう。

一般道では漫画喫茶や大衆浴場を利用できますが、駐車スペースの問題でこうした施設を利用できないケースも考えられます。

高速道路のサービスエリアにコインシャワーがあったり、中には温泉施設を兼ね備えてたりする場所もあります。

このタイミングで、長めの休憩時間を確保することになります。

数は限られますが、大型のガソリンスタンドではシャワー設備を備えているところもあるので、こういった施設を利用することもあるでしょう。

睡眠時間は計画的に取る必要がある

運転は、どちらかといえば単純な作業の繰り返しになる仕事なので、眠気を感じないように注意しなければなりません。そのため、睡眠時間の確保はとても重要です。

しかし、業務を調整して休憩時間を作り出すということは難しく、長距離ドライバーはうまく時間の調整を行って長めの休憩を確保するという管理能力が非常に重要です。

いつも宿泊・休憩できる場所を見つけることができるわけではないので、トラックの中に睡眠できるスペースを確保するのが一般的です。

自分にとって快適な生活空間となるように、内部を充実させているというドライバーも多く、例えばテレビも完備したスペースを設ける場合もあります。

フリーのドライバーとなれば、自前のトラックとなるわけですから非常に贅沢な内装となっているケースもあります。

場合によっては数日という長い時間をかけて仕事を完遂する業種なので、休憩の取り方、過ごし方に関してもよく考える必要があります。

長距離トラックドライバーの食事のタイミング、食べるものとは

長距離トラックドライバーは、移動距離によって三食全てを仕事の合間に摂ることもある業種です。実際どんなものを食べることができて、食事の時間があるのかも気になるところです。

片手で食べられるものを選ぶことが多くなる

定食のようなしっかりした食事をとる時間がなかなか取れない、飲食店には大きな駐車場がない、というケースも多々あります。

そうなると運転しながら昼食を摂ることになるわけです。そのため、業務の片手間で食べることができるパンやおにぎりが主食になっているドライバーも多くいます。

がっつり食べてしまうと運転に集中できなくなったりするので、軽く食べて空腹を紛らわせる程度の食事にするという方もいます。

また体調が悪い時や眠い時は、栄養ドリンクや眠気覚ましに頼ることも増えるので、バランスの良い食生活を送れないこともあるでしょう。

トラックドライバーは体調を整えておくことも重要ですので、食事も上手くコントロールするこが重要です。

食事の時間を割いて運転することも

ドライバーという仕事の性質上、納期を守らなければなりません。

急なトラブルや道路事情によって遅れが生じたときには、素早く食事を済ませることで、食事の時間を業務時間に当てることができます。

計画性がないと、休憩を後回しにせざるを得なくなり、食事が取れずに仕事が終わってしまうかもしれません。

1日の計画を練る段階でしっかり休憩時間についてしっかり考えておくことが重要です。

長距離トラックドライバーの生活を快適するための必需品とは

長距離トラックドライバーは数日にわたって自宅に戻れないことがあるからこそ、休憩をより快適に過ごすための必需品があります。理由を併せて紹介します。

長距離トラックドライバーの生活を快適するための必需品とは

お風呂セット

出先でお風呂(シャワー)に入ることも出てくるので、これは必需品の中で一番大切と言えるものです。

毎回買うのも費用がかさむため、自宅でのお風呂セットを持って移動するのがおすすめです。

AC/DCインバータ(コンセント変換器)

あまり聞き慣れないものですが、AC/DCインバータとは車から出ているシガープラグを自宅のコンセントに変換する機械のことです。

最近では車で使える電気製品も増え、スマホの充電も当たり前にできるようになりました。

しかし、長距離(大型)トラックは、24Vのシガープラグが付いていることが一般的で、普通乗用車の12Vのシガープラグとは異なっているため、全ての電気製品が使えるわけではありません。

自宅のコンセントにつなぐ電気製品を使えるほうがずっと便利です。

出先でカップラーメンを食べるにもお湯が必須ですから、インバータは欠かせないアイテムのひとつです。

安全靴とサンダル

荷物の積み込み以外は、運転も含めてサンダルを履いているというトラックドライバーは少なくありません。

運転中はいかに疲れないかが大切なので、極力靴を履いている時間を減らすようにします。

安全靴とサンダルはセットで持ち歩き、使い分けることが必須です。

車載テレビ

最近ではカーナビにテレビが内蔵されていますが、これとは別に車載テレビをつけているドライバーも多くいます。

一番のメリットは、ナビ画面を表示しながらテレビ情報も得ることができるので、いちいち切り替える必要がないという点です。

また休憩の時間にカーナビよりも大きな画面でテレビを見られるので、カーナビとは別に車載テレビを積むほうがいいでしょう。

ポケットWi-Fi

運転中の携帯電話の利用はもちろん禁止されています。

しかし、休憩中に情報収集する際は、ガラケーよりスマホが絶対役に立ちます。

初めての土地でもカーナビがあれば問題ないという人もいますが、スマホの情報はインターネット経由で逐一更新されているので、最新の情報が手に入ります。

困ったらスマホさえあれば何とかなる時代ですので、スマホとポケットWi-Fiをセットで持っている方が多いのです。

1週間の生活は休みが決まっている固定とそうでないフリーで大きく違う

1週間の生活を見てみると、雇われている固定のドライバーは比較的休みを安定して確保することができます。

昔は業務の過酷さが有名だった業種ですが、会社が守ってくれることもあって固定ドライバーの労働条件が良くなってきています。

フリーのドライバーは、他人が休む時こそ稼ぎ時という事情もあるので、休みが不定期だったり数日間連続で勤務したりすることもあります。

どちらが良いかは判断難しいですが、いきなりフリーのドライバーとしてキャリアをスタートするのは難しいのでしょう。異業種からの転職を考えるのであれば、経験を積む意味でもまずは固定のドライバーを選択することがおすすめです。

長距離トラックドライバーの生活についていただいた質問

レイズキャリアでは、さまざまな職種の仕事内容、キャリアに関する質問を随時受け付けております。長距離トラックドライバーの生活についていただいた質問とその回答をご紹介いたします。

長距離トラックドライバーをしていると1週間のうち家に帰れないことも多いと思います。子供の運動会や授業参観への参加は難しくなるのでしょうか。
(30代男性)

事前に申請しておけば、予定を考慮してくれる会社が多いです。運動会や授業参観といった年に数回の用事であれば、希望の日に休みをとることは可能でしょう。

長距離トラックドライバーになると、1日のうち長い時間を車内で過ごすことになると思います。時々見かける改造トラックのように、外装と内装どちらも自分流にカスタマイズしたいです。こうしたカスタマイズは、社用のトラックでも可能なのでしょうか。
(40代男性)

自家用の白ナンバーのトラックですと、カッコよく改造しているトラックをよく見かけますよね。これらはフリーのドライバーが自分で所有しているトラックです。一方で、営業用の緑ナンバーのトラックでも改造トラックは存在します。社長が改造好きだと、ある程度カスタマイズされたトラックが割り当てられることもあるようです。会社から許可されれば、さらに自分で改造することも可能です。改造トラックに興味があるのであれば、そういった社長や社員が集まる企業を探してみるとよいでしょう。

長距離トラックドライバーをしていると、移動中にかかる予算がかさみがちです。食事、コーヒーやたばこなど月に7万円くらい使ってしまうので家計は結構厳しいです。節約する方法はあるでしょうか。
(30代男性)

移動中の費用が月7万円はやや多いと言えるでしょう。節約が上手い人の工夫をいくつかご紹介します。まず飲料はペットボトルをまとめ買いするか、マイボトルを使用すると安上がりです。コーヒーは、携帯用ポットとインスタントコーヒーであれば缶コーヒーより格段に安くなります。よりシビアな方ですと、シャワーや銭湯の代金を減らすために2回に1回はトイレで体を拭くだけ、または頭を軽く流すだけといった節約法を実践している方もいます。

1日中運転を続けるトラックドライバーはやはり身体的に辛いのでしょうか。
(30代男性)

もちろん腰痛などで身体的な辛さを感じている方もいらっしゃいますが、それよりも眠気との格闘が大変だと言います。長距離トラックドライバーであれば、眠気に襲われないような対策ができることも必要なスキルの一つと言えそうです。

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