経験と知識を活かせる!自動車整備士におすすめの転職先を紹介します

自動車整備士を辞めたい理由って?

整備士という職業は正確には自動車整備士のことで、事業場は整備専業、兼業、ディーラー、自家に区分されます。休みがとりづらく、昇給に時間がかかり、激務のために心のゆとりを保つのが難しいという人も。

苦労して自動車整備専門学校で勉強したり、激務で働いているのにあまりに酷い状況です。しかも人間関係が悪いことが多く、精神的にも追い詰められてしまいかねません。

そこで整備士が転職するとしたら、どんな異業種が候補になるのか志望動機もあわせて紹介していきます。まだ転職を決めていない整備士の方も参考にしてみてください。

執筆者情報
株式会社スタルジーの代表の飯塚です。私は、厚生労働省指定実施機関から職業紹介責任者に選任された転職のプロフェッショナルです。また、前職は東証一部上場の人材紹介会社に勤めておりましたので、現在の転職市場もよく理解しております。今までに得た知識と経歴を活かして、この記事を執筆しております。

整備士を辞めた人の理由を紹介します!

仕事を辞めるときに言われがちで、転職に踏み切りにくい理由に「みんな経験してること」「根性がない、これだから新人は」「そんなんじゃどこ行ったって社会じゃ通用しないよ」という上司の言葉があるかと思います。

まずは、実際に整備士を辞めて、転職した人がどんな理由で辞めたのか知っておきましょう。あなたがやろうとしていることを理解して味方してくれる人が社外にはちゃんといると分かります。正直な話、転職を応援してくれるような人はすでに転職していて、もう整備士をやっていないでしょう。

主に整備士が辞める理由は3つあります。

  1. 仕事が激務で休めない
  2. 給料が低く、将来に不安を感じる
  3. 職場の雰囲気や人間関係が悪い

それではそれぞれの理由について詳しく見ていきましょう。

仕事が激務で休めない

業界問わずブラックな傾向のある企業に多いのですが、営業が無茶な納期で仕事を安請け合いして現場にしわ寄せがくることがあります。作業にはそれぞれ決まった時間がかかるのに、急がされることによって仕事量が急増します。

そのため満足に休憩時間が取れなかったり、日によって終業時間がずれることも。生活のサイクルが不安定だと、体調維持が難しくなります。そして週6勤務で有給が取れず、職場によっては土日祝日返上が当たり前のところもあります。

そうなってくると整備士を志望する人が減っているのにも納得がいくでしょう。昨今ワークライフバランスが叫ばれていますから、福利厚生の整った業界に人材が流出していくわけです。

そのため整備士の平均年齢(令和元年)は専業で50.9歳、ディーラーで35.5歳と、5年前からそれぞれ2.1歳、1.4歳上昇しています。若い人が辞めやすいのは若い人だけの責任ではないと雇い主が気づかなければ、この傾向は続いていくでしょう。

給料が低く、将来に不安を感じる

忙しいのに給料はあまり良くないという待遇の悪さも転職の理由になります。給料に不安があると、結婚や子育てといった将来の選択にも影響しかねません。

整備士になることをすすめるサイトでは、平均年収が上昇しているとありますが、そうではなく、低賃金で働かされる若者に見切りをつけられているからです。

さらに業界の将来も考えていくと、都市部を中心に自動車を所有する若者が減っていますし、身分証明書はマイナンバーカードで足りるので自動車免許の取得率が下がることも懸念されています。さらに言えば、高齢者の免許自主返納は社会の流れですし、極端な話、AIと機械が整備する可能性もあるのです。

暗い話ばかりして申し訳ないのですが、いくら車が好きだからといっても繰り返しの作業で単調に感じる整備士の方もいるでしょう。個人的な話ですが、筆者の中学校の担任の前職が自動車整備工場で、先が見えなくなったと聞きました。仕事に意味を見出せなくなったときが辞める潮時かもしれません。

職場の雰囲気や人間関係が悪い

休日は少なくていい、給料も不満はない人でも不満を感じやすいのが人間関係のいざこざです。幸運にも面倒見のいい上司が多い職場であっても、1人ろくでもない上司がいれば台無しです。

自動車という高級なものを扱う以上、緊張するのは当たり前で、慣れていない外車を扱うこともあります。上司からの指示で混乱したり、ミスをしたりすることもあるでしょう。それなのに理不尽に𠮟責されるのは我慢ならないことです。

部署を異動できれば問題ないのですが、そうそう異動できないのが仕事です。我慢できる範囲ならいいにしても、耐え続けるのもしゃくでしょう。また、自分は嫌味を言われていなくても、周りに言われてる人がいれば嫌な感じがするのが人情です。

嫌な雰囲気が固定化すると新人が辞めやすくなり、いつまで経っても新人扱いということにもなりかねません。下手に動いて悪化させるのも怖いと感じるのであれば、十分転職のきっかけになります。その感覚は正常です。

整備士から転職する強みや自己PRって何?

さて、自動車整備士の強みといえば、自動車関係の知識と技術があることと接客対応ができることです。自動車の進化は目まぐるしく、常に最新の情報を勉強する必要がありますし、接客対応は専門的な知識を分かりやすく伝えるスキルになります。

この2つの強みは汎用性が高く、異業種に転職する際にもアピールできます。転職先を選ぶ条件としては、以下になります。

  1. 休みや労働時間が安定している
  2. 今よりも給料がアップ
  3. 業界に将来性がある
これら3つの条件をもとに事務、営業、ITの3つを紹介します。

一般職の受付、事務、経理

一般事務のこれらの職種は、電話対応、データ管理、庶務雑務を行います。

人気の高い受付、事務、経理を目指すなら、他の応募者と差別化する強みが欲しいところです。もちろんコミュニケーション能力や先回りして対応する能力も自己PRにはなるのですが、それに加えてOffice(Word、Excel、Power Point)やPhotoshopが使えたり簿記ができると評価されます。

さらに詳しく事務職について知りたい方は下の記事をご覧ください。
未経験から事務職に転職するヒミツを解説!受かった方の特徴も紹介未経験から事務職に転職するヒミツを解説!受かった方の特徴も紹介

自動車整備士の資格勉強が苦でなかった人には、ぜひとも簿記2級を取得することをおすすめします。受験に条件がなく、年3回実施しているので思い立ったときに勉強を始めやすいです。

また一般事務とは少し違いますが、技術アジャスターとして、各保険会社から依頼を受けて事故調査する働き方も考えておくと転職先が選びやすくなります。この場合もアジャスター試験を受けることになるので、時間を見つけて準備しておくとスムーズに転職できるでしょう。

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「シカトル」は求人数が多い事務、経理、受付といった事務職の資格の資料請求をまとめてできるサービスです。
資料請求はいくらでもできるので、転職を本格的に始める前に情報収集をしておきたい方におすすめできます。
「資料をもとに、自分がやりたい仕事を絞る」という逆算的な使い方もあります。

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一般事務や受付、経理に強いのがdodaになります。求人数が日本随一で、地元で探すのも都市部で探すのも簡単です。

求人数の豊富さが特徴の「doda」
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営業職

整備士の方の中には整備会社で営業を経験している方もいるでしょう。他にも自動車業界内での転職希望であれば、自動車関連会社やJAS、保険会社のロードサービスの営業に中途入社する選択肢があります。

専業や兼業の整備工場から、ディーラーに同業種内で転職する選択肢もありますが、それができればとっくにやっているでしょう。そこで、異業種の中で向いている営業職を提案します。世間的な整備士をはじめとした技術職のイメージは、質実剛健で誠実な人となりです。

つまり慎重に契約したい商品を買うときにお願いしたいのが、技術職出身の営業といえます。

個人向けの営業であれば、自動車を販売するディーラー、住宅を売る不動産営業、宝飾やブランドショップがありますし、法人向けの営業であれば自動車メーカーのディーラー、ソフトウェア販売などがあります。

いずれの職も顧客との信頼関係が何より重要で、がつがつしていない営業は好感されやすいでしょう。こと自動車に限って言えば、性能について使う人目線で誠実に説明できます。さらに日本は専門分野に詳しい職人に信頼があるので、整備士出身者は、他の営業よりも上客がつきやすいと思われます。

営業職を探すのはマイナビがおすすめです。収入や福利厚生に条件を付けて検索すれば、一人ひとりにあった仕事を探せます。

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就活市場で最大手のマイナビのサービスである、マイナビエージェントです。転職市場の最新情報をキャッチしているキャリアアドバイザーが担当します。整備士のあなたがどんな強みを自己PRして、転職のエントリーシートや面接に臨めばよいのか、アドバイスを受けることができます。

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ITエンジニア

自動車整備の専門家として修得した技術を、異業種でも活かしたい方は、ITやエンジニアを目指すのも良いでしょう。理系的な知識を基に学ぶと、即戦力として採用されやすくなります。ただ勉強するといってもどこで活躍できるのか分からないと、モチベを保ちづらいです。

自動車関連でいえば、自働車制御のシステム周りやカーナビに始まり、AIによる自動運転まで発展途上の開発が進められています。何に使われているのか意識しながら勉強する上で必要なのは、気軽に質問しながら二人三脚で学習できる環境です。

充実した環境や転職実績をふまえて、当サイトがおすすめしているのが、テックキャンプです。

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オンラインで学べるプログラミングスクールがテックキャンプです。実校舎は渋谷、大阪、名古屋、福岡にあり家にオンライン環境が無くても勉強しに行くことができます。自分で進めつつも、専属のコーチが進捗や面倒を見てくれるので、手ごたえを感じられるのです。

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その他の転職

その他にも、安定していて就職もしやすい業界に、介護業界があります。ヘルパーは整備士と似ていて、無資格でも始めることができ、ホームヘルパーや介護福祉士、療法士といった資格をとることで仕事の幅が広がります

介護職への転職については、以下の記事で詳しく解説しています。

介護職は無資格未経験でも働けます!給料など気になる点を解説!介護職は無資格未経験でも働けます!給料など気になる点を解説!

整備士の方であれば第二種免許を持っている方も多いでしょうし、タクシーやトラックのドライバーをするという選択もあります。今でこそコロナの影響で需要が減っていますが、アフターコロナの観光業回復に併せて準備するのもいいかもしれません。

長距離トラックドライバーへの転職については、以下の記事で詳しく解説しています。

長距離トラックドライバーの仕事内容とは?未経験可の求人はある?

整備士から異業種に転職することに関する質問

レイズキャリアでは、整備士で転職しようと考えている方からの質問を募集しています。ここでは整備士から転職することに関していただいた質問をご紹介します。

自動車整備士に希望通りなれたのですが、あまりよく考えず整備工場に就職して3年、待遇の悪さに後悔しています。今からでもディーラーに転職できますか?
(20代男性)

3年目ということで、ある程度の規模の整備工場であればきちんと技術が身についているでしょう。3年やっていればすぐに辞めるといった心配はされにくいので、待遇改善やスキルアップ等の目的を話せれば問題なく転職できるでしょう。ただ、どこのディーラーでも良いと考えるよりは、得意なメーカーに絞って対策することで転職成功の確率が上がります。

自動車整備士なのですが、毎日くたくたで貴重な休日もダラダラと過ごしてしまい、もっと余裕のもてるデスクワークメインの仕事に転職を考えています。これといって資格もないのですが、おすすめの仕事はありますか?
(20代男性)

デスクワークをやりたいということであれば一般事務をおすすめします。定時に帰れるかどうかは企業や部署に寄りますが、肉体的に過酷なことは少ないです。デスクワーク関係の資格はないとのことですが、どうせなら自動車関連の企業に入ることをおすすめします。実際の現場を知っていると、説得力がありカスタマーサービスもしやすいというものです。

趣味がバイク、車で仕事も好きなことがしたいと思い、整備士を始めましたがだんだん趣味として楽しめなくなり思い切って辞めようと思います。まったくの未経験ですが、IT系の転職を考えています。退職する前にやっておいた方がいいことはありますか?
(30代男性)

まずは就活の時にやったであろう自己分析が必要です。やり方がいまいち分からないということであれば、dodaやマイナビもしくはテックキャンプのキャリアアドバイザーに相談することをおすすめします!それとIT系と言っても営業やコーダー、コールセンターまであるので、どういった職務をやりたいのか明らかにしておくことが重要です。

簡単に辞めたら学費が無駄になると思い、ずるずると整備士を続けてきましたがとうとう同期が誰もいなくなり転職を考え始めました。40代ではまともに転職するのは厳しいと聞いたのですが、可能性がある転職先なんかありませんか?
(40代男性)

40代からの転職はよく言われるように難しいです。同じ職場で長く勤めあげた経験が活かされるのは、やはり若手育成の場だと思います。つまり自動車専門学校の教員です。教員経験を問わない採用もあるので、お住まい近くの自働車専門学校の募集を探してみるのはいかがでしょうか。

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